愛用のVAIO Pro13ですが、かれこれ1年以上使ってると劣化するのでしょうか、ブラウザ開いただけでCPUファンがブーーーン!グォォォxー!!
と異常な振動とともに轟音を鳴らします。
VAIOがダメなのかWindows8.1がダメなのかよくわかりませんが、Windows8.1にしてからやたらとCPUやメモリーのリソースを使われてしまうのでそれも大きな原因かもしれません。
いろいろ調べたけどWindows8.1のリソ-ス使用問題は解決策なし。
修理に出すとしばらく戻ってこないから仕事にも差し支えるし。。
困った。
とりあえず
修理出したらファン交換になるかも。
なので、物理的なファンの作動をなんとかするべく分解してみた。
以下、個人的なかなりテキトーな応急処置ですのであくまでも参考ということで。
VAIO Pro13分解手順と異音の応急処置
- 必要工具 プラスドライバー(精密工具)
- ガムテープ(布)
- 取り外すネジ本数 12本
では、分解します。
まずは本体底の手前にあるグリップ用のゴムをひっぺがす。
両面テープで接着してるだけなのですでに半分剥がれてる。
増設用バッテリー装着口の蓋をはずしたところに小さいネジ1本
液晶のヒンジ付近のグリップゴムをひぺがすとネジ2本
反対側のゴムもはがすとネジ2本
合計7 + 1 + 4 =12本のネジをプラスドライバーではずす。
ネジをはずすと底面がはがせる
数カ所ツメで留まってるので、パームレスト両端のカドあたりから指(ツメ)をいれて液晶方面へ向けてはがす力を加え少しずつ圧力かけていく。
両サイド、カドから少しずつはがしていく。
するとキーボード両端あたりにあるツメが
「パクっ!」
っとはずれだします。
正面から見て左側のUSB端子などあるところを最後にはずすイメージで
(ここが最後までひっかかる。)
内部とご対面。
異音の発信源 CPUファン部
見たところゴミたまってるわけでもなく、異物混入のj雰囲気もない。
異音の原因をさぐる
CPUファンから外部へ熱放出する際のダクト部分
なんとなく焦げたような黒い変色が見受けられる。
Windows8.1の異常なリソース消費によるものだろう。。
裏面内部中心付近
せっかくなので各部位の写真を残しておく
USB端子付近
サムソンのメモリーがネジ止め装着されている。
と思ったら、これ、SSDですね。M.2とかNVMeとかいう爆速転送のSSD。
これのおかげでvaioは処理速いんでしょうね。
相性あう外品SSDがあれば交換出来そうな気がする。
トラックパッドの下部
CPU付近
見た感じ、特に異常な熱による被害は受けてない
見ただけではわからないので蓋を桁状態で異音を確認してみる。
電源ON
Dropboxが同期を始める
FirefoxとGoogleChromeを開く
数秒でファンが轟音を鳴り響かせる
では異音部を確認
ギュイーン!
となってるので軽く抑えてみると
シュイーン、、
と正常だったあの頃の音
思い返せば1年前の桜の咲く頃だったような。。
懐かしい音
静かでスマートなVAIOのCPUファンの音だ。
何かに触れてるから異音がするはずだけど、、
ファンはずすにはヒートシンクあたりも全部はずす必要があるんでやめておく。
フィンが回る様子をよく見てみると
微妙に0.数ミリレベルで中心からずれた回転をしている。
タバコで抑えてると静かな音になるがはずすとギュイーンと異音を発する。
ファンの軸からぶれて回転してる様子。
異音の原因はファン構成部品の劣化による軸回転異常と推測。
さて、どうしたものか
- フィン部分が高回転になると異音を発する
- 低回転では異音を発しない
- 回転に抵抗を与えると異音が出ない
という感じ。
普段いじってる中古のターボ車と同じようなタービンの異常に似てる症状。
タービンが高回転で当たるべきでない部位に接触し続け、熱を持ちすぎることでエンジンオイルが劣化しエンジンの冷却に悪影響を及ぼす。
この課題を解決する応急処置は粘度の高いエンジンオイル充填とエンジンオイル添加剤の高粘度のものを追加することで複数年にわたってタービン&エンジンを守る事ができる。
という経験からCPUファンもタービンほどではないにせよけっこうな回転数で回るわけだから冷却効率の低下を最低限抑えてフィンの回転パワーを抑え、軸、ケースの余計な動きを制御する方向で処置してみることにする。
で、
何を使って抑えるか?
シリコングリスはちょっと危なそうだし。。
手元にあるもので何かいいもの
押さえつけるような感じのもの
薄型ウルトラブックなのでできるだけ薄くて薄いケース内で適度な厚さを構成できる素材。。
あ、
昨日、たまたま購入してた布製のガムテープ
これ、ちょうどいい分厚さだ。
表面の摩擦度合いもいい感じ。
ちょっと試してみる
ただし、ファンが回転しなくなるとCPUの熱放出が出来すエラーが発生したり熱暴走で最悪壊れる可能性もあるので注意が必要だ。
粘着力は十分あるのでファン部分との接触位置にあわせて粘着物が放出しないよう処理
ファンを完全に止めてしまうと危険過ぎるので注意
ファンの口径に合わせて粘着部分を隠す
2重にすると分厚すぎるので1枚貼り付けでテスト
雑な貼り方
応急処置なのでこれでよし
蓋を閉めてみる。
元に戻す際はこのUSB部分からはめ込んでいく
Dropboxが同期をはじめる(いつも2時間くらいかかる)
すぐさまFirefoxを開く
GoogleChromeを開く
数秒するとファンが回り出す。
一瞬
ンゴゴ、、
と轟音が出そうになったけど少しキーボードを押さえつけると
シュイーン、、
と静かなファン音になった。
その後、
このブログ書くのに写真撮りこんだりなんだかんだしてても異音は出ない。
ただし、
バッテリー設定はバランス設定なのに省電力設定の時のような処理反応の鈍さがある。
ファンの回転センサーかトルクセンサーか何かがあるのかもしれない。
ファンの回転トルクが重たくなって自動的に静音動作状態に入ってるのかもしれない。
とはいえ
久しぶりに静かなVAIO Proになった。
半年以上ファンの異音を異常なパームレストの振動で左手が常時痺れたような麻痺状態になってたのでこれで多少は治るかも。
しばらくして底面の熱をチェエックしてみたら
底面のCPU付近をさわるとけっこうな熱があるので夏場は危険かも。。
薄型PCはファン異常起こすと身体に悪いから早く修理したいとこですね。
とりあえずこの応急処置の状態でしばらく使ってみます。
真似する時は諸所、自己責任で。
追記、
結局、SONYで問い合わせてみたら部品調達が難しく、、とのことで買い替えとなりました。
買い替えたのはVAIO PRO Mark2こちらです。こいつも爆速処理で良いノートPCです。