スピーカーJBL4312Bmk2エッジ硬化に軟化剤(ブレーキフルード)塗布で本来の低域再生が復活

小さいユニットのバックロードホーンに低域の量、質感で圧倒的に量がされた我がメインスピーカーであるJBL4312Bmk2改(ウーファーをD123へ変更してる)。

しかしこのバックロードホーンになんだかんだで負けた気がした。

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大型スピーカー本来の音を出すべきと思った

30センチフルレンジで軽く室の良い低音再生が可能なD123がお気に入りだったが、バックロードホーンとの出会いで自分自身の聴感に疑問を感じだす。

室内で300Hzあたりのボンつきを嫌って徹底的にその周波数が盛り上がらないユニットを探してD123へ行き着いたものの、そこの周波数が出ないとボーカルのボディというか肉厚のようなものがすっぽり抜けてしまう。

などと悩みつつ、

知人宅のノーマルJBL4311(ウーファー2213H スコーカーLE25-2)が同じLUXMANとの組み合わせでかなりいい音してるのも気になり。。

4312をもとのユニットに戻すことにした。

知人宅のメンテ済み中古の4311はウーファーのエッジがツヤツヤしてて非常にに柔らかい

対して自分の中古の4312のウーファー(同じ2213H)はエッジがプラスティック並に硬い

つまり

431xシリーズ本来の音が出てなかったのです。

というわけで

ネットで調べまくってエッジ硬化をほぐす軟化剤を調べたところ

自動車orバイクのブレーキフルード(ブレーキオイル)を塗ればいいということがわかった。

早速やってみた。

 

※接着剤塗るのは絶対に真似しないでくださいね。

やる場合は自己責任で。。

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まずは以前、2213H(ウーファー)エッジにダンプ剤の役割としてセメダイン?みたいな接着剤をべたべた塗ったのでそれを接着剤落としで剥がしました。

これ塗るだけでもダンプ剤はかなり柔らかくなり、エッジがよく動くようになった。

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とはいえ、

これは塗りすぎるとエッジそのものと振動板が剥がれ落ちる可能性もあるのでほどほどにして、ブレーキフルードを塗ってみると。

まずはD123

40年以上頑張ったエッジはカピカピのカチカチ

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ブレーキフルードで少しやんわりしました。

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見た目も新品ぽいピカピカ感。

ヤフオクとかで出てるピカピカしてるのはほぼブレーキフルード塗って出品してるやつだとこの時わかった。

なるほど、

それでメンテ済みとかになって少し高価なのかな?

知人宅の2213Hもかなり元気なスピーカーなのでブレーキフルードの効果は絶大なのだろう。

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しばらく休ませてた2213Hへブレーキフルードを大量塗布

絵の具の筆で塗って

歯ブラシ(固め)でゴシゴシゴシゴシ×10回以上

うん、

塗って数秒で柔らかくなります。

そして見た目も新品ぽくなっていい。

ついでに

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LE5-2アルニコのエッジにも塗布

こっちは筆で軽く塗るだけにした。

ただでさえホーンばりに1Khz~4Khzをビシバシ響かせるユニットLE5-2

これ以上元気にさせてもなあ、、。

と思いつつも本来の実力を出せればいいと重い塗りまくった。

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ウーファーとスコーカーのエッジにブレーキフルードをふんだんに塗りまくった。

その結果音質は?

知人宅の4311と同じ音に鳴りました。

素晴らしいバランス。

ウーファーがしっかりとダンピング出来て低域の量感が劇的に増加。

スコーカーもビンビンになるのでウーファーがネットワーク通らず1KHzあたりから高域ユニットが一部逆位相でうまく繋がる431x系の音。

しかし我が家では低域が出すぎるのでバスレフポートを吸音材ギュウギュウに詰めて塞ぎました。

バランスいいですこのほうが。

  • キレイなピアノサウンド
  • ギンギン前にでるエレキギター
  • どこまでも沈み込むベース音
  • 軽く響いて深く沈むドラムの音

完璧に復活した感じです。

おおかたの生楽器セッション(JAZZメインですが)がかなり豊かなリアリティを響かせます。

13センチPARKAudioユニットとハセヒロバックロードホーンにも全く負けない低域再生とキンキンの高域再生能力を手に入れました。

もうこれ以上のスピーカーいらんなあ、、と思えるレベルです。

音像定位もかなりよくなった。

ホーンももういらない。

4312Bmk2のノーマルのスコーカーで十分だとも思った。

4312のアッテネーターはいぜんはmid10 high10と目一杯鳴らしてたが、今回エッジを軟化させた結果、midもhighも5~6でいい感じに聞こえるようになった。

2213はフルレンジで鳴らしてるシステムなんでエッジの硬化は命取りだったんですね。

いろんなユニット買ったり交換したり、迷い迷いしてたけど、やっとここにたどり着いた感じです。

JBLの431x系はどれもエッジ硬化を和らげてやればめちゃくちゃいいスピーカーだったのです

さて、こちらのブレーキオイル

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一番安いブレーキオイルです。

あんまり量はいらないので少ないボトルのもので十分です。

JBLユニットに塗りまくってもまだ9割以上残ってます。

ならばとついでに他の布エッジユニットにも塗りまくる

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ヤマハ NS-10MMも布エッジなので塗ってみた。

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16センチ2ウェイ(B&W CM5) VS 8センチ2ウェイ(NS-10MM)

音量あげたら大きいのに負けてないくらい低音も出る。

なかなかすごいですこの小さいスピーカー。

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古いスピーカーのエッジを手で触ってみて硬いなと思ったらこれですね。

 

 

ネットで同じことしてる人見てるとこういうホンダ純正とかのブレーキフルードがいいらしいです。自分はどれでもいいやと近所のホームセンターで売ってるのを買いました。

車使用じゃにので関係ないけど安いのはDOT4が一般的みたいです。

でも真似するなら自己責任でお願いします。

上手く塗らないと振動板に染み渡りますので。

よく古いユニットでエッジから振動板に何かのシミみたいなのがついてるのありますけど、あれ、ブレーキオイルですよきっと。