前書きです。(悲しかったので長く書きます)
今から1年ほど前、愛用のノートPCレッツノートCF-S8の純正HDDから異音が発生。
購入1年でビビらせてくれるなんてPanasonicもなかなかやんけw
と思ったのが懐かしい。
その後MacOSのパラレルズにWindowsを取り込めば永遠にHDD(あるいはSSD)がへたってもいつでもアプリケーションごとWindowsを復活させられる!
なんて考えてMacにCF-S8をまるごと取り込んだ。
ParallelsでWindows7をまるごとMacに取り込む
あれから8ヶ月、Macの調子が悪すぎて、WindowsをParallelsで使える状況ではなくなっていた。
で、MacのHDD交換をと考え購入したのが、古くから愛用しているHITACHIのTRAVELSTARシリーズ。またも500GBの7200rpm。先先代メインPC ThinkpadX61に導入後5年間休まず動き続けるタフで高速なハードディスク。今のMacにも同じ物を入れてある。Macが調子悪くなったのはメモリー交換の相性による物であってこのTRAVELSTARの影響ではない。7200rpmはSSD級の速さだと勝手に思ってる。(ちなみにMacの異常はparallelsからWindows7を含む全てを削除してメモリーを純正に戻したらサクサク動くように治った)
で、
話は戻ってWindowsをどうしても使わないといけない作業があって、眠っていたCF-S8を再び使うことになった。
しかし、3日ほどレッツノートCF-S8を使っていると突然シャットダウンが頻発。
立ち上がらない!
ヤヴァイ、またいろいろ作業環境を時間かけてこつこつ作ったのに、、
WindowsはHDD壊れたらソフトとか買い直して再インストールか、HDD買い直してソフトの再インストールしないといけない。
そう思い込んでました。
しかし、涙ながらにGoogle先生に助けを求めるととても参考になるページが潤んだ僕の瞳に飛び込んできました。
救世主発見、
Windows7は標準搭載のイメージバックアップ機能と復元ディスク作成機能によってHDD(SSDも可)を交換してもソフトや作業環境がHDDごとまるごと移行(引っ越し)出来るのだ!
ということを知りました。再インストールしなくていいんだ、
IDとか無くしたソフトもそのまま引っ越せるんだ、、
知らなかった、
Windows7てHDD交換自由自在なんだ。
でも、ここで問題。
レッツノートってHDD交換が死ぬほどメンドクサイパソコンだと認識してた。
一瞬目の前が明るくなったものの、また心に暗雲が漂う。
あ〜、パナめんどくせー。
そう思いながら、いやいやGoogle先生に訪ねると、
あれ?CF-S8以降(CF-S9 CF-S10)ってねじ2本でHDD交換出来るやんけ!
ということを知った。
調べる
ということは本当に大事なんだ。
よし、HDD交換とイメージバックアップの作成、イメージバックアップからの修復用ディスク(CD)の作成この3つをこなせば、錆び付いて動かなくなったふるいHDDを新しい高速HDDに換装出来るんだと信じて作業に入った。
前置きが長くなりましたが、以降、作業の手順を参考サイトとともに書き残しておきます。
core2duo以降のCPUで4GBメモリーのWindows7なんで、HDDという消耗品さえ、交換出来れば、末永く使えるパソコンであることは間違いないので、頑張って修復&超リフレッシュした顛末をご覧ください。
交換用HDDはMac用に買ったコイツを使ってます。
システムイメージの作成とシステム修復ディスクの作成手順
Windows7標準搭載のシステムイメージの作成は
すべてのプログラム → メンテナンス → バックアップと復元
というところにあります。
開いたウィンドウの左側メニューに
システムイメージの作成というものがあります。
これが、今使ってるWindows7の作業環境(ファイルやソフトやデスクトップやら全部)まるごとをイメージファイルとして保存する機能です。
これで、作成されたイメージバックアップファイルは交換する(移転先の)HDDにいれておけば、いつ使用中のHDDが壊れても簡単にCDブートで復元用ディスク(あるいはウィンドウズインストールディスク)から復元出来る。
もう、HDDカリカリ言ってもなんも怖くない!
という感じになります。
HDD交換に必要なもの(イメージバックアップのために)
- Windows7パソコン(動いている状態のもの)本体
- バックアップ保存用の外付けHDD(本体PCのHDD容量より大きいもの)
- 交換用のHDD(あるいはSSD)
- システム修復ディスク用のCD(空のCD)
補足)外付けHDDとパソコンを繋ぐUSBコード
あと、保険でWindowsインストール用CDがあるといい。
※僕の場合はレッツノートに付属のリカバリー用CDのCDブートから復元ファイルを使って復旧しました。(というのもCF-S8のHDDが復元用CDを作ってる最中に逝ってしまったからw。マジあせったけどね)
他には何も必要ないです。
有料ソフト使わずに出来るところがメリットです。ハード以外は無料!
作業の手順
作業手順は
- 外付けHDDにバックアップをとる(システムイメージの作成)
- システム修復用ディスク(CDかDVD、CDで足ります。)を作る。
- パソコン本体のHDD交換作業
- HDD交換後のパソコンをCDブートで立ち上げる
- イメージバックアップを保存してある外付けHDDを接続
- 復旧させたいイメージバックアップを選択して
- あとは寝て待て、、。
という流れです。
なんだかんだで、250GBのHDDを移行するのに
18時間ほどかかりましたorz
元のHDDが壊れかけ寸前じゃなければ4〜5時間で済みそうな感じでしたけど。
HDDヤバイと思ったらすぐ交換しとくと時間も無駄にせず済みそうです。
では、僕が参考にさせていただいたサイトを参照していきましょう。
- Windows7の標準機能を使ってHDD交換してみました
(バックアップから完了までの全般)
これ見た方がわかりやすいでしょう。
今使っているWindows7のバックアップが外付けHDDへ保存出来たら次はハードディスクの交換作業(物理交換作業です)
ここからは機種依存な話になりますが、簡単にHDD差し替え出来るタイプのパソコンなら流れは同じなので参考にしてみるといいです。
あとHDD交換する前にNTFSでフォーマット(クイックフォーマットでいいです)は必ずしておく。
レッツノートCF-S8のハードディスク交換方法
まずは、バッテリー外して底面のねじ2本を精密ドライバーあたりで外します。
バッテリーの横にHDD(ストレージフォルダ)保管場所があるのでそこの蓋を取り外すと白いペラが見えます。引っ張りだすとHDDがSATAコードにくっついたまま出てきます。
SATAコードをサクっと外してHDD取り外し完了。
HDDにくっついていたHDDから白い引き抜き用のプラスティックテープをはがします。
これを交換用HDDに同じように貼付ける。(これ貼付けないと二度と取れないよ)
※このテープ10回くらい貼り直しても張り付く強いものみたいで助かった。
続いて新しいHDDを挿入するのですが、ここで注意!
レッツノートCF-S8 S9 S10はこれ見て進めてください。
http://zigsow.jp/review/57/121863/
衝撃緩衝材が出っ張ってるのでテレフォンカードか名刺みたいな少し固くて薄いものをHDDの上部に噛ましながら交換用HDDを射し込むこと。
無理矢理押し込んだら全バラシしないとHDDはいらなくなるから要注意。
ハードディスクを差し込み、SATAケーブルを繋いだらフタを占めてねじ2本締めてバッテリーを戻して。交換作業は完了です。
では続いて復旧作業。
システム復旧ディスクと作っておいたシステムイメージ(外付けHDD内)を使って新しい内蔵HDDへ元通りのWindows7作業環境を復活させます。
システム復旧の方法
レッツノートの場合、電源ONでF2を連打しておけばBIOS画面が表示されます。
BIOS画面にハードディスクが認証されていればOK。
方向キー(矢印キー)で起動メニューに進み、起動優先順位をCD/DVDにします。
これで次回からCDからの起動を優先します。(現時点ではHDDは空っぽ)
CD起動優先にしたらレッツノートに先ほど作った「システム復旧ディスク」を挿入して、設定保存して電源を落とします。(ESC+Enter)
CDブートで電源が入るとWindowsのインストール時の画面になります。
このあたりはここを参考にしてみてください。
- Windows7のイメージバックアップ機能を使う
(HDD交換後の立ち上げ時にみてね)
ここにあるような感じで画面操作を進める。
利用可能なシステムイメージというのは外付けのHDDに保存したものなので外付けHDDをUSBで繋げば自動で認識してくれるはずです。
ドライバを読み込みますか?とかなんとか全部飛ばしてとりあえず保存してあるシステムイメージから復旧を選択するだけでした。
(ちなみに僕はレッツノートに付属しているWindows7リカバリー用DVDで同様の作業をしました。同じ流れでした。)
死にかけのCF-S8から吸い取った最初で最後のシステムバックアップ。
最新のものを選ぶがデフォルトですが、他にも保存しているのなら選択肢が出るはずです。
既存のすべてのパーティションを削除し、システムイメージのレイアウトと一致するように、このコンピューター状のすべてのディスクを再フォーマットします。
新品HDDへの書き込みなので気にせず次へ進む。(ドライバーのインストールとか同じPCでのHDD交換なんで関係無しかな??)
とにかく気にせず次へ進んだ。
復元するドライブ
とかの項目が何か怪しい文字化けみたいな感じだけど、、
気にせず次へ進む。
あとは、HDDの容量次第か回転速度によるのでしょうが寝て待つ。
書き込みは外付けのHDDも新しく内蔵したHDDも高回転なので2時間かからないくらいだったかな。
速かったです。
以上の作業が完了すると
今まで通りの作業環境(ソフトもファイルも全てまるごと)新しいHDDへ引っ越し完了です。
ハードディスクのパーティションが250GBから500GBへ変更された結果がどうなっているかというと、見事にもとの容量分以外は割当なしで移行できていた。
この未割当の部分は右クリックでNTFSクイックフォーマット(一瞬)で別のパーティションDドライブとかに出来るので、使う人はフォーマットすればいい。
以上で、元のWindows7環境をまるごと新しいHDDへ引っ越しする方法の一連の作業でした。
パソコンの故障って大半がハードディスクの故障だったので(個人的には)、HDD交換してソフトもOSもアクチベーションなしでそのまま使える、環境を再設定しなくて済むなんて、Macを知った時以来の感動でした。
取り去ったふるいHDDにも同じ環境が残っていますが、これクローンディスクになるので壊れた場合のバックアップにも使えるけどOSやソフトウェアの規約違反になるような使い方はしないようにしましょう。
とにかくこんな便利なバックアップ&復元機能を持つWindows7。
素晴らしい。
移転に使った生HDDはこれ