最近youtubeをよく見る。
youtubeではいろんなチューバーの方々がレガシーオーディオや最新オーディオまで紹介してくれている。
そういうのを見ていてレガシーなオーディオにも興味がでてくる。
オーディオ動画ではハードオフで入手したジャンク品なんかを使う動画なんかもよく目につく。
で、そんな流れでハードオフに興味が出てきた
そして見に行ってきた。
見に行くだけのつもりでハードオフへ
のつもりが、
コンビニ感覚でビニール袋にいれてレコードプレーヤー買ってきちゃった。
ついでに
なんと1枚100円(108円税込み)のコーナー(段ボール箱)があったのでレコードデビューするのにちょうどいいわと思ってテキトーに名のある名盤をピックアップしてきた。
今108円、、、。
レコードプレーヤーDENON DP-12 当時49,800円
今、3240円。。。
家族から見ればこれらはガラクタ以外の何物でもないかも。。
DENON DP-12外観
最近
レコードの音質ってどんなんだったかな?
と少々気になってたのでDENONやテクニクスあたりの手頃な中古ターンテーブルを物色してたけど、まず置き場所が無いので小さいプレイヤーがあればなあと思ってた。それと使い方とか忘れたのであまり高いのは手を出したくないなあと迷ってたところに約3000円で目の前に降臨してきたDP-12。
ハードオフはいろいろ置いてるので
見るだけでも楽しいけど触れることも出来る店があるのでなん店舗か回ってきて地方の店舗ほど面白い旧製品と巡り会える可能性があるかも。。などと感じた。レコードプレーヤーはどこの店舗も数種類常に在庫あるっぽい。
本体も軽いが、とても軽いアーム 固定できるのでビニール袋にいれて持ち帰れた。
筐体は樹脂製なのでヘッドフォンつけてたたくとボンボン超低音がdbメーターを振り上げたりする(音は聞こえないけど)
エスケープ調整も針圧調整もできるので普通にカートリッジ交換も自分で出来そう。
カートリッジ DL-32
カートリッジが交換出来るとはいえユニバーサルシェルのようにシェルごと外してカートリッジ交換するタイプじゃないので、カートリッジだけ取り外さないといけない。
針の方向はシェル部分の中央線に合わせて調整。
DENON MCカートリッジDL-32
現在は発売されてないので交換針が無い。。
だからやすかったのか。。
こんなに無傷で美品のコンパクトプレイヤーしかも針圧調整できる良い物なのに特価で放置されていた。
いろいろググって調べたところレコード針のカートリッジはMMは低音がふくらむ感じで高域が伸びない、MCはその逆で低音が出にくく中広域の伸びが美しいらしい。
いろいろ調べるとDL-103という今もNHK放送で使われてるようなMCカートリッジと互換なので将来的には針交換も考えてみよう。
さっそくレコードの音を聞いてみる。
レコードの音質をいつものiTunes音質と比較
ラックスマン L590AXのインプットセレクターをPHONOへ
プレイヤーから出るRCAケーブルをPHONO端子へ接続。アース線をGNDへ
- リフトアップボタンでアームを上げ
- 手でレコード盤の上へアームを移動
- そしてリフトボタン解除
そして、レコード盤の上に針が降りた。。
30年ぶりにレコードかけた。。
ドキドキすぎる。。
ドキドキ、、
ドキドキ、、
ん?
?
あれ?
音が聞こえない。。
これMCカートリッジなのでアンプのフォノイコライザーをMC用に切り替えないと昇圧されないんだった。
L-590AXってMMもMCも対応してて便利。
MCへカチっと切り替えると。。
レコードから荒井由実のひこうき雲が。。
一聴してCDやiTunesとは違う温かみのあるオルガンの音、ドローバーオルガンなのかな?
めちゃいい音で鳴る。
レコードの音質をiTunesと比較すると
レコード=低音出ない(出にくい)
レコード=中高音がめちゃよく聞こえる
iTunes=低音出る(CDと同じ感覚)
iTunes=中高音よちも超高音のほうが強い印象
こんな感じ。(うちの環境での感想)
なのでレコードのほうがボーカルとかギターのバッキングやピアノのバッキングが聞き取りやすい。
ウッドベースの輪郭なんかはCDやiTunesで低音と高音をブーストした時のほうがくっきりしやすい。
なるほど、、。
昔聞いてた歌謡曲とか80年台ポップスとかをこの中広域(ボーカル帯域)を強めで聞いてたので今のCDやらiTunesで音質いじる時に苦しんでたのか。。と気づく。
レコードも悪くないなと思う。
特に古い50年台60年台のジャズとか歌謡曲をかけると懐古な雰囲気が出る。
レトロやなぁ〜
とたまたま100円箱にはいってたセロニアス・モンクPlaysデューク・エリントンを聞きながらその音質に惚れ惚れする。パチパチ音とわかりやすい音の歪が出たりして録音状態の悪い古いレコードが味を出してくれる。
今回買ったレコードはすべてiTunesでも購入し聴き比べしたが
やはり全体的に
- レコードは中高音がよく聞こえる(このせいで録音状態の良し悪しが目立つのかも)
- iTunesは低音が膨らんでる(リマスターされてるので録音状態の良し悪し関係なく高音質)
という印象。
サブソニックフィルターの必要性
レコードは盤面の歪みなどを受けて耳に聞こえるか聞こえない帯域の超低温20hzとか40Hzとかに雑音が入るらしくこれを除去するのがサブソニックフィルターというものらしい。
そういえば、LUXMAN L-590AXにはリモコンにこういうのがあった。
SUBSONICというボタン。
なるほど、
これ、レコード聴く時に使う機能だったのか。。と
590AXの高機能ぶりに感心。
LUXMANのプリメインアンプはトーンコントロールが
低音 100Hz プラスマイナス8db
高音 10KHz プラスマイナス8db
加えてラウドネスで同帯域周波数を中心に6dbプラス出来るのでレコードの低音不足もCD並みに増幅することが出来る。加えてサブソニックフィルターのON、OFFでターンテーブルに及ぼす不要な振動などが起こす低域音カットが可能。
なるほど、、。
でもあえてサブソニックフィルターなしのほうがいい感じに聞こえるアルバムもあると思った。
このプリメインアンプはiTunesyaハイレゾ再生にもなかなかいい感じだったけどレコード再生にことのほかメリットの多いアンプだったようだ。非常にウォームトーンな出音とMM、MC対応フォノイコ搭載、サブソニックフィルターONOFF機能レコードが弱みとする帯域の100Hz以下と10Khz以下を可聴帯域へ軽々と持ち上げる高音質で劣化のない優れたトーンコントロール。
やっぱ値段するだけあっていいプリメインだったっぽいと満足。
レコード再生に強いLUXMANのプリメインアンプ
メインシステムのA-S1000にもMCMM切り替え対応のフォノイコが搭載されてるので繋いでみたがこちらでもレコードの音はレコードの音、iTunesの音はiTunesの音という当たり前の結果だった。トーンコントロールが低音300Hzと高域3KHz(LUXMAN以外のプリメインアンプはみなこのあたりの帯域)なのでCDとかを小さいスピーカーで鳴らすにはいいトーンコントロールだけどレコードの音質を持ち上げるにはやや幅の狭い帯域設定なのでレコード再生にはLUXMANが最強なのではないかと思った。
あと、JBL4312Bmk2をいろいろイジってたけどノーマルに戻すと思いの外レコード再生とマッチングがいい。ボーカルがホーン並みに張り出す感じ。(設計が古いスピーカーだからか?)
- ヤマハとB&Wブックシェルフは最新のCDやiTunesとのマッチングがいい。
- LUXMANとJBLの古いスピーカーはレコード再生との相性がすこぶる良い印象。
いちいちクリーナーかけたり裏返したり、袋から出したり入れたりと面倒くさい。
しかしながらパチパチするあのスクラッチノイズが古い楽曲と当時聞いていた頃の記憶をふつふつと蘇らせてくれたりする。
やっぱレコード再生環境もあるといいもんだなと思った。
近場の大阪府以外の近畿圏のハードオフを何軒か回ってきたけどレコード108円はありがたい。
また時間があればお宝探しに出向きたいと思う。