タイムドメインスピーカーに興味もってエクリプスのタマゴ型スピーカーとか視聴したりしてたのですが、たまたま通りすがった中古オーディオショップでこのKEF KHT2001というタイムドメインのスピーカーに似たエンクロージャースピーカーを発見。
この半球体エンクロージャーがなかなかのすぐれもの
内部での逆位相を打ち消す球体スピーカーエンクロージャーの実力はなかなかのものでKEFの特許ユニットでもある同軸ユニットの特性をうまく使えるよう作られてると思う。
KEF特許のツイーターとウーハ-の音響芯を一点にした『Uni-Q』の点音源構造による完璧ともいえる位相特性、超高角度放射特性により、各チャンネルの音は自然な感じで融合され、繋ぎ目のないスムースな三次元再生がなされています。
フルレンジならではの音像定位と2ウェイ化による音の粒立ちの良さ、音離れのよさを融合した同軸ユニットならではの定位感と各楽器音の分離のよさが実現されてる。
ユニットそのものの実力は知れてると思います
自分はJBLの古いD123やJBLのホーンスピーカーなどの超高能率ユニット(能率100db程度以上)が好きなので普通に市販されてるメーカーものの現代のスピーカーは100万円超のものも多く視聴したけどまったく好きに慣れるものはなかった。現代スピーカーの市販品ではFOSTEXの手作りバックロードホーン(8cmユニット)が好きかな。
そんな感じの音の好みなので高音出過ぎ、低音ボンつきやすい現代スピーカーは好みじゃないのです。
しかし、KEF KHT2001はサテライトスピーカー用として設計されてるせいか、高音は出すぎず、低音も出すぎない。なので狭い部屋でも低音がボンつかずJAZZのウッドベース音がかなり自然な音に聞こえやすい。
全体的には音の分離はいいんだけど、どちらかというとまったりマイルドな音に聞こえるスピーカー。
見た目はそんなに好きじゃないけど音だけでいえばなかなかいい感じです。
純A級アンプや真空管アンプのような出力の低いアンプとは相性悪いです。よけいこんもりこもった音に聞こえます。AB級やD級のパワフルなアンプとはなかなか相性いいです。アンプの再生特徴でパワーによって透明感高めてるものと組み合わせると70年代くらいのレガシーなオーディオサウンドに近い表現が可能です。
一応、LUXMAN L-590AXや真空管アンプなどとも接続してた時期がありますが相性悪かったです。この仲夏デジタルアンプ SMSL SA-98E(160W×2)との相性は抜群です。(部屋が狭い環境のデスクトップなのでなおいい感じなのかもです)
スペックメモ
Model 型式 | HTS2001.3 |
Design デザイン | 2-way bass reflex satellite |
Drive Units 駆動部 | 100mm (4in.) Uni-Q array with 19mm (0.75in.) aluminium HF |
Crossover Frequencies クロスオーバ周波数 | 3kHz |
Sensitivity (2.83V/1m) 感度(2.83V/1m) | 88dB |
Frequency Response (+/-3dB) 周波数特性(+/-3dB) | 80Hz – 27kHz |
Maximum Output 最大出力 | 104dB |
Input Impedance 入力インピーダンス | 8 Ohms |
Magnetic Shielding 磁気シールド | Yes |
Internal Volume 内部容積 | 1.5 litres |
Power Handling 出力 | 100W |
Weight 重量 | 2.0kg (4.4lbs) |
Dimensions (H x W x D) 外形寸法(高さx幅 x 奥行) |
228 x 130 x 150 mm (9.0 x 5.1 x 5.9 in.) |
製造はすでに終わってるモデルになるのかな?中古でさがせばたまに出てくるけど、5本一組とかより2本でオーディオ用におすすめです。
デスクトップオーディオでタンノイのReveal402とかかなり気になるものもあるのですが、このデジアンとスピーカーの組み合わせもなかなかものです。