昭和レトロでかっこいいST-4950を手に入れて、

4連バリコンの受信性能の良さと音の良さに魅せられました。
- 1970年代のチューナーは音がいい!
- 他の4連バリコンも良い音しそうだな、、
- 見た目がもっと昭和なのがいいな、、
と物色し見つけた
ラックスマン LUXMAN T-300V 中古
1976年発売 86,000円
なかなか高価なチューナーです
T-300VはF端子(75Ω同軸)がついてるので良い音で受信できる。(F端子は必須です)
メンテ後、めちゃいい音で受信できてます。素晴らしい♪
中古でも高値ですね
似たモデルでT550というのがあるけど、こちらは75Ω同軸端子が無いので使い物にならない。マンション住まいの人は絶対手を出してはいけないです。
T-300かT-300VがF端子あるのでいいです。
うちは大阪市内の鉄筋マンションで窓枠に金属の柵があったりAMは受信不能、FMも室内アンテナではステレオ受信できない環境。テレビアンテナ端子経由での受信環境です。
なのでF端子があるチューナーじゃないと室内アンテナでは受信がダメダメなので昭和のバリコンチューナーでもF端子があることが絶対条件です。
手に入れた中古のT-300V
ヤフオクで見た瞬間、黄色く汚れていて
タバコくさそう、、
ヤバそうだな、、と思いつつも、
素人のメンテ作業で音が出ればそれでいい、、
ジャンクにしてはちょっと高かったけど手に入れてみた
届いたT-300V
ウッドキャビネットはツヤがあってキレイだが、フロントパネルやダイヤルの黄ばみがハンパない。

せっかくのアルミ無垢材のダイヤルが黄色超えて茶色に近づいてる(汗)

電源確認のみ、音出し不明のジャンク品
電源いれてみた
アンテナつないで音出し

お、、!!
ステレオランプ点灯!
やった、普通に受信できてる?
と思ったが、シグナルメーターがかなり低い
Sメーター 2/5レベルまでしか上がらない。
それでもステレオ受信できていて、実際に音を聞いてもステレオサウンドだ。

とりあえず、FMをステレオサウンドで受信できてるんで、メンテ不要で清掃だけかな?
と思ったけど。
AM FM STEREO のファンクションダイヤル回したら、
ジャリジャリ♪!
ジャリ音が出た
ガリがありますね

ガリガリ回したら治るかな?
と回したけど、
ガリは治らず

じゃあ、ガリのメンテするか、、と開封へ
ちなみに、ガリはパーツクリーナーをジャブジャブ吹き付けたら治りました。
接点復活剤を追加すること無く、クリーナーのみです。
このダイヤル部分へクリーナーを滝のごとく吹きかけました(笑)

ウッドキャビネットをはずす
初めてウッドキャビネットというものを見た
はずすのも初めてですが、
底にあるビスを4本はずすとスペーサーみたいなものとセットではずれる

こういう造りなんですね。
初めてみた

4本のビスをはずして、
本体をどうやって抜き出すのか?
本体は前面パネルのほうから引きずり出す
このとき、バリコンの糸を切断してしまわないよう要注意だった

内部の様子
外装があれだけ黄ばんでるだけあって、基盤のほうの汚れもハードだった。
とりあえず、備忘録で内部の写真を残しておく

FM4連バリコン式で立派なバリコンが鎮座してた。
めちゃ汚れが付着してて、受信性能悪そうな気がするが、、

はずしたウッドキャビネット
内部はきれいだが、フロント付近にあるウレタンの密閉材みたいなのが50数年の年月でボロボロに劣化してる。
エプトシーラーで付け替えてもいいかも。

触れるとボロボロと落ちそうな劣化具合のスポンジ的な密閉材

素人なのでバリコンの糸切れたとき用の備忘録
指で触れただけですごい汚れw

糸の張り方

フロントパネル裏側をまっすぐ往復

チューニングダイヤルの裏側
ぐるぐる巻きになってる

この滑車からチューニングダイヤルへつながってる
チューニングダイヤルは大きな部品になってる
今回は下部は開けてないので様子は不明。

アンテナをつけてみた
市販の室内アンテナ、そこそこ受信性能あって、うちのような鉄筋マンションで受信苦しい環境でもギリギリステレオ受信できるレベルのものだけど、この弱ったT-300Vでは役に立たず。
FM Cocolo(大阪)だけ、ステレオ受信できたが、Sメーターは2/5レベル
J:COM導入マンションのJ:COM同軸経由のFM受信では3/5レベルの受信
他のチューナーでは4/5から5/5で受信できるのに、、、
やっぱり受信性能が落ちてるっぽい。
音は良い感じで出てるけど、NHK FMだけかなり弱い

受信が弱いのを調整
素人の無謀な調整なので参考までに
バリコンは触れてない
上部のマイナスネジ頭をくりくりしたいけど、絶縁ドライバー持ってないので、今度やる

VRがいくつかある

まずこれ。
VRの番号が見えないので写真で位置を判断
このVR、グリグリしてもあまり変化を感じなかった
ちなみに茶色いボンドみたいなので固定されてるので
グリグリして割っておいた
元の位置は固定剤の位置なのでわかりやすい

真ん中のVR
これを右に回したらシグナルメーターが2から4までアップした

左に回したらどんどんゼロへ近づく。ステレオランプも消える
目一杯回すとメーターは最大だけど、音が変わる雰囲気はない
メーター調整だけなのかな?
わからんけど、ステレオランプが変化するということは周波数確認する回路に繋がってるんで受信も影響するVRなのかな?

これも音は変わらない
これは数字見えたのでVR203
何かわからないが、回した状態で選局しようとチャンネルをはずすとノイズが出たので
これはMUTEのレベル調整のVRだと思う

一番右にあるVR
これもグリグリしても変化がわからなかったので元に戻しておく

とりあえずVRは全部グリグリしまくる
ジャンクで遊んでるだけです

このVRだけ、ミュートの調整だとわかった

あとは何の影響が出てるのか?いまいちわからなかった
手前のフロントパネル近くの基盤にある301などのVR
これはステレオセパレーションなどのVRなので、今回は問題なくいい音出てる状態なので触れるのはやめておこうか、、
一応グリグリした
グリグリしたらモノラルがうまくモノラルにならなくなったので
元の位置へ戻した。

VR201か202か204かは不明だが
真ん中にあったVRを右へ回したらシグナルメーターが一気に大きく反応するようになった

さらに調整
バリコンに触れるのに絶縁ドライバーがいいとのことで小さいマイナスがついたセットを買った
絶縁ドライバーが届いたので、すべてのVRやバリコンのネジを弄り倒した
ジャンク品なのでダメ元で、目に見えるVRや調整部をすべて回しまくった
すべてのVRで音と角度みながらあらゆる組み合わせで出てくるわずかなノイズと音の具合をNHKと民放の音を聴きながら調整。
10時間以上かかった。
バリコンは動くものすべて全開全閉にしてみて、微調整

VRもすべて全開全閉にして音やメーターの動作を確認
最終的にパーツクリーナーと接点復活剤を吹付け、さらに調整グリグリ
接点復活剤がこれ 速乾性

もとの位置にとどまっているVRは無い。

最終的にシグナルメーターがうちの受信環境で最大になるようにして、実際のNHKFMから出るノイズを最小になるように調整した。
これが一番マシなバランス。
NHKだけ、わずかにヒスノイズに似た、空間ノイズみたいなの(ブースでの録音ではなく一般の室内などで録音したときの空気録音の音みたいなノイズ)が乗るが、民放は絶妙にキレイな音質で鳴る。
素人ゆえ、関係ないところまでイジりまくったと思うが、結果はかなり良い方だと思う。

一応、NHK以外はめちゃキレイな音が出る状態へたどり着いた
スピーカーを耳にくっつけながらノイズを確認しながらの作業だった。
普通にリスニングポジションで聞けば、普通の人はこのノイズは対して気になるレベルではないかもしれない。
自分は気になるけど、、。音質バカなので。

NHKだけがわずかにノイズがのる症状について
VRをぜんぶ調整して、最終的にほぼノイズが出ない状態までたどりついた。
現状、民放局は全くノイズがなく逆に非常にキレイな音質になってる。コンプがかかってる民放FMはの音は良いとは言えない。というのが自分の変わらぬ信条ですが、このチューナー、なぜか?民放局の音が微妙に良い感じ。コンプ抑えてるのかな?という印象がある、
同時に、電波にコンプがっかってないNHKは、電波が弱いポータブルラジオのFMのようなサーーという小さいノイズがずっと乗ってくる。
素人の自分の調整なのでバリコンのネジと基盤のVRすべていじって調整した結果なので、正常とは言えないかもしれないが、最初のバリバリブツブツといったノイズと比べると、ノイズはほぼ無くなったといえるレベルかもしれない。
このサーっというFMラジオらしいノイズ、なぜNHKだけに出るのか?考えると、FM放送のコンプに対して、より良い音で受信できるように設計されてるのではないか?と想像した。
民放のFMがこんなにスッキリした音に聞こえるのは不思議だから。
NHKもクラシックなどダイナミックレンジの広い音楽が流れてるときはきれいな音になってる。
詳しいこ技術的なことは何もわからないけど、チューナーの音作りに何か音への思想が加わってるのかな?
よくわかりませんが、NHKメインの自分にはわずかなノイズも嫌なので、メイン機としては使いづらいかな。
コンプとは?
FMラジオの音質の違い
NHK FMと民放FMの音作りには明確な思想の違いがあり、それが「コンプ」という技術によって大きく左右されています。
1. コンプ(コンプレッサー)とは何か?
コンプ(Compressor)を一言で言うと、「音のダイナミックレンジ(一番小さい音と一番大きい音の差)を圧縮する装置」です。
- 何をするものか: 音量が大きい部分を自動的に下げ、小さい部分を(全体の音量を上げることで)持ち上げる処理を行います。
- なぜかけるのか:
- 音圧を稼ぐ: 全体の音量を平均的に大きく聞こえるようにするためです。
- 聴き取りやすくする: 自動車の騒音や屋外の環境音の中でも、ナレーションや音楽が埋もれず、常にハッキリ聞こえるようにします。
- 音の安定化: 放送事故を防ぎつつ、ラジオというメディアの特性上「聞き流していても疲れない」「常に安定した音量で届く」ことを重視しています。
一方で、コンプを強くかけすぎると、音の「勢い(アタック感)」や「繊細な強弱(ダイナミクス)」が失われ、平坦で窮屈な音質に感じられる原因となります。
2. どの段階でコンプがかけられているのか?
放送局によってプロセスは異なりますが、一般的には以下の段階で複数のコンプが組み合わされています。
- スタジオ送出段階(プリ・プロセス): 番組制作中、スタジオにあるミキサー卓やプラグインでかけられます。ここで楽曲やトークに対して、適度な質感調整が行われます。
- 放送送出段階(最終段・マスター): ここが最も重要です。放送局の送信所に音を送る直前、あるいは送信所内で「送信プロセッサー」と呼ばれる非常に高性能な最終調整機を通ります。
- この段階では、「マルチバンド・コンプレッサー」がよく使われます。低域・中域・高域ごとに別のコンプをかけ、音圧を極限まで引き上げます。
- 民放FM局は、多くの人に「良い音(=大きく、派手に聞こえる音)」として届けるため、この段階での処理が非常にアグレッシブです。
なぜNHK FMは「きれい」に感じるのか?
NHK FMは、クラシック音楽やライブ音源の放送を重視しているため、民放に比べてコンプレッサーの圧縮比を極力低く抑えるというポリシーがあります。
- ダイナミクスを尊重: 音楽の感動の源である「静かな部分から突然激しくなる部分」までの幅を殺さないよう、あえて音圧を上げすぎない設定にしています。
- 忠実な再現: 放送機器の性能を活かし、原音に近い透明感のある音質を優先しています。
まとめると: 民放は「いつでもどこでも明瞭に聞こえること(利便性とアテンション)」を優先し、NHKは「音楽の持つ本来の情報を損なわないこと(忠実性と再現性)」を優先しているため、音質に違いが出ています。
オーディオにこだわりのある方にとって、民放のFMが「音が詰まっている」ように聞こえるのは、まさにプロフェッショナルなレベルで「音圧」を追い求めた結果と言えます。
関係あるかどうか?不明ですが、コンプの違いじゃないかな?と思った次第です。
もうひとつ考えられる原因
DARC多重放送のノイズ
この時代のチューナーにはDARC多重放送の電波によるノイズが乗るらしい。多重放送はNHKだけなのでNHKを聴くときだけノイズが感じるのはこれが原因ぽい。
ヤフオクに出品されてる対策改造品の説明より

1) 本機は、DARC多重放送前に開発された機種であり、DARC多重放送を受信すると、個体差はあれど、”サー”というバックグラウンドノイズがかなり発生します。現在、DARC多重放送を行っているのは、DARCで、カーナビなどの渋滞情報のVICS信号を送信しているNHKだけだと思いますが、曲間、ナレーションの無音期間では、ノイズがかなり目立ち静粛性が失われます。この対策として、復調後、ステレオMPX前にDARC信号を除去するフィルターを追加しています。この機種は、簡単なフィルターでは解決しなかったので、試行錯誤して別基板に組んだものを追加しています。
技術的にはよくわからないですが、元の基板のダイヤル調整と背面のアンテナのイコライジング切り替えをいじってたら、ある程度までノイズは減らせました。
ということで、
修理屋のブログやヤフオクの業者の情報ではNHK FMのみノイズ出るのは製造の時代的に仕方ないようです。
でも、多重放送って1992年からなので、関係無いと思うんだけどね。。
同じ基盤のT-300はノイズでないし
受信する環境の問題じゃないのかな?
まあ、どっちでもええわ。
いい音で鳴ってるので個人的に問題なし!!
このチューナーT-300VはF端子で受信して使えば民間FM局は非常に良い音質です。NHKは若干音質が下がる。そういう製品だと理解して使えば問題なし!
見た目がいいからレトロなインテリア的にも良いチューナーです。
NHKにこだわる方は別の機種を選ぶほうがいいでしょう。
音質
受信環境
受信環境はJ:COM導入済みマンション。J:COMによる大阪の周波数。
J:COM基地局から建造物までは光ファイバー、建物内は同軸ケーブルにて引き回す一般的なケーブルテレビ導入の集合住宅の構造です。
室内へは同軸ケーブルでテレビアンテナの差込口まで繋がる。
テレビのアンテナあジャックからチューナーへ同軸ケーブルで75ΩのFM端子へ接続
これで最強の電波受信状態です。
とりあえずステレオ受信できてるので、音質の様子
FM Cocolo FM802 FM大阪 FM京都
Cocoloがウチではいちばん受信が強いので、しっかりした音がなる。他の民放も妙にきれいな音質。
シグナルメーター 4/5
NHK FM
バリコンや基盤のボリュームいじって最終的にほぼノイズは消えました
普通にいい音です。
一応受信はステレオ受信できてるが、
ステレオ受信のときだけほんのわずかにノイスが乗る。
モノラルにすればノイズは完全に消えます。
もともと調整前はハムノイズでもないサーっというノイズでもない、プチプチした小さい音が鳴り続けてる状態だった。これを調整して、非常に小さいサーーーっというノイズが乗っていた。
これをいじって治しました。
バリコンと基盤の回せるとこ回せば素人でも治せます
スピーカーに耳を近づけてやっと聞こえるレベルのかなり小さいレベルのノイズだけど、いつも聴いてるYAMAHAの TX-492や超高音質のSONY ST-4950 ST-5950では絶対に出ないノイズがのってる状態。
シグナルメーターは4/5で他のチャンネル同等で受信レベルは高い。
本当にわずかなサーッというノイズが背景に乗ってる感じ。
ハンディラジオやラジカセで聴いてるときみたいな感じのわずかなノイズ。
よくわからないけど、これ以上きれいな音には調整できないと判断。素人なのでw。
NHK以外、802やFM大阪、京都αステーション、KissFMは普通以上にきれいに鳴っている。
これ以上の調整方法はわからないので、以上で調整終了
元の状態へ戻す。
裏面の状態など
もう二度と開けたくない(面倒くさい)ので裏面の写真
フロントパネルを外すにはチューニングダイヤルを外す必要があるけど、自分には無理だった。
かなりややこしい。、。糸はずさないと無理っぽいし。。

リアパネルのバリアブルアウトプットのアッテネーター
接点復活剤かけておいた

どうやってノブダイヤルをはずせばいいのか?
わからなかった

糸が切れたら、たぶん復旧不可能だと思うくらいややこし

清掃メンテ
このゴールド仕様?のような色合いから清掃。

恐ろしく黄ばみのある本体ですが、
重曹やらメラミンやら、考えられる黄ばみ落としのすべてを施し
なんとかシルバーに戻した。

基盤も可能な限り、汚れを拭き取った。
LUXMANのロゴのところ
黄ばみ取るの大変だった(汗)

ファンクションダイヤル周りも入念に清掃

アルミ製の贅沢なフロントパネルには細い溝があって、
ここの汚れ取るのに知恵を絞った

トグルスイッチ類もキレイに

今回はNHK FMはのみ、受信に少し難があり、さらなる勉強と調整が必要と判断。
調整は先延ばし
とりあえずFM Cocoloがいい音で鳴ってる。。
本当にNHK以外はキレイに鳴ってる

マンションのテレビアンテナ経由なので受信は最強レベルです
CATVネットワークなので同軸ケーブルで直通
ありがたい

ステンレス無垢ダイヤルも可能な限り磨いた

見た目がいいですねLUXMAN

できたらこれでNHKを流し続けたいけどな、、

SONYのバリコン式1970年代チューナーのほうが音は良いというか、受信が強いからな、、
迷う。。

とレトロなルックスが魅力のT-300Vを楽しんでいると
本命の5連CGバリコンが届いた
SONY ST-5950 到着
ST-4950に負けないウルトラ高音質に期待が膨らむ。
メンテナンスは次回へ続く


T-300Vは寝室でレトロな置物に
調整でいい音が出るようになったので見た目がレトロでいい雰囲気なので寝室に置くことにしました。
高音モンスターなスピーカーONKYO D-200Ⅱとダンピングファクター弱すぎの珍しいアンプで組み合わせて良い感じの音になってます。
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