前回のネットワークによるかんすぴ低音強化のつづきで
今回は手軽に入手できるエンクロージャーの大型化による低音強化です。
P1000Kを部屋のBGM用スピーカーにしたいので
かんすぴ独特の高音キツめな音質を変えたいという感じの話です。
かんすぴ低音強化
FOSTEXのスピーカーユニットP1000Kと、
かんすぴエンクロージャーのP-1000Eとセットで買ったものの、
もうちょっと低音ほしいな、、
箱を大きくしたらどうだろう??
とヤフオクやハードオフで中古探して
たまたまいいエンクロージャーを見つけた
FOSTEX E102B
FOSTEXのユニットとりつけるだけの純正エンクロージャーって
BK105WBとかBK168WBとかBK225WBとか、
BKシリーズ以外に、
E102Bシリーズというのがあって
- E102B
- E162E
- E202B
とか
こんなシリーズがあったんですね。
主な仕様
E102B | P1000-E | BK105WB | |
外形寸法 | 164 (W) x 300 (H) x 210 (D) mm |
121(W)× 243(H)× 179(D) mm |
152(W)×
288(H)× 227(D)mm (ターミナル含む) |
内容積 | 6L | 3.6L | 6.0L |
方式 | バスレフ型 | ||
チューニング周波数 | 90Hz | 82Hz | 72Hz |
材質 | 音響用パーチクルボード | t9パーティクルボード |
バッフル板:
マットブラック (PVCシート貼り) 天地側面: ライトウォールナット 裏面:黒着色 |
仕上げ | チーク調 | 木目シート | 木目シート |
適合ユニット | 10cm:FE103En | P1000K、FE103NV FF105WK、FE103En |
FF105WK(推奨)FE103En
|
重量 | 2.8kg | 約1.15Kg | 約2.4kg |
かんすぴP1000-Eと比較
サイズを比較すると
幅4センチ、高さ5.7センチ、奥行き3,1センチ
とサイズが大きくなる。
容量は3.6リットルから6リットルへ
こうやって見ると、かんすぴP1000-Eがかなりコンパクトに見えますね^^
エンクロージャー内部にはグラスウールが前面に配置されてる。
かんすぴは片面配置だが、このEシリーズは前面に吸音材を入れてるみたい。
バスレフダクトは90Hzに設定されてるっぽい
P1000Kを取り付ける
このエンクロージャーはFE103En用に用意されてるようですが、
とりあえず、今手持ちの10センチユニットP1000Kを取り付けます。
ファストン端子がついてない?ので
5年前に日本橋散歩してて買った端子を使うw
はい、取り付け完了
エンクロージャーに付属していた専用グリルKG810P
このKB8シリーズはP1000Kには取り付けできない。
FEシリーズのみ対応してるようだ。
かんすぴと入れ替えて視聴
音質は?
音質は
明らかに低音の量感が増えました。
しかし、低音が強くなったという印象はない。
かんすぴのほうが低音楽器の音の輪郭はくっきりしてる感じ。
かんすぴのほうが高音よりなのでそれは仕方ないところか。
このエンクロージャーは6リットルあるので
FE103EnあるいはFF105WKと合わせたほうがいいかもしれない。
P1000KはかんすぴP1000-Eのほうがマッチしてる。
かんすぴは、
E102Bを使っても同じくハイ上がりな音になるけど
P1000Kのフルレンジ使用なのでそこは仕方ないですね。
相性のいい音楽ジャンル
JPOPなどシティポップが非常にマッチングがいい
個人的には松原みき 「真夜中のドア」ほか
真夜中のドアのカバー曲を聴く際には
こういう音質バランスのスピーカーは
非常に官能的で感動的だったりする。
そのほか
- 竹内まりあ プラスティック・ラブ
- 荒井由実 中央フリーウェイ
このあたりもいい感じに70年代サウンドを感じ取れる。
今世界で席巻中のジャパニーズ、シティポップの原曲
そして、そのカバー曲たちが
非常にいい感じで聞こえるスピーカーです。
しばらく
このスピーカーシステムで
いろんな音聴いて遊んでみたいと思う。
トーンコントロールでいい感じ
組み合わせるアンプ次第で、もっと手軽に低音増強し、
よりバランスのいい聴き心地のいい音になる。
最終的に
アンプのトーンコントロールで
100Hzを少し強めるくらいがちょうどいい。
うちのアンプはトーンコントロールが100Hzなので、少し(3dbほど)低音を増強すると
隣においてる16センチのCM5と同等の低音が出るようになる。
LUXMAN、DENONはトーンコントロールが低音100Hz、高音10KHzなので、
DENON PMA-50(PMA-60)あたりがフルデジタルで同様の帯域にトーンコントロールもあるため、このかんすぴにつなぐとマッチングは非常によさそうだな、、と思ったりする。
いや、絶対にいい組み合わせだと思う。
YAMAHAのアンプは300Hzと3KHzなので
音の厚みを求めるならこっちの周波数強めるほうが手軽に低音を増強できると思う。
このアンプは20Hzと20KHzとなってるが
ターンオーバー周波数は300Hzと3KHzのはず。(A-S1100は350Hzと3.5KHz)
かんすぴをBGM用スピーカーとしてどうか
やっぱりBGMで常時使うなら
お隣の能率低い暗い音のスピーカーのほう(CM5)が
耳に優しく、しっとりしてる。
しかし、かんすぴの明るい軽いサウンドが好きな自分としては
かんすぴをBGM用として使いたい。
心地よい軽いサウンドというものも作れるから。
かんすぴは高音よりだからこそ
部屋の広い範囲へ音が届きやすい。
低音を強めることでより広い範囲へ
音が広がる感じの質感になる。
BGM用途で小音量で使うなら、
低音はトーンコントロールなどで増強するのがベスト
低音の量を考えるなら
かんすぴは10センチが良い。
8センチはもっと高音よりなので
10センチは音のバランスがいい
BGM用途でもいい感じだが
できればトーンコントロールで低音強めたくらいが
小音量でも聴き心地のよい音質になりますね。
視聴距離が1メートルを超えるなら
かんすぴは10センチモデルを買っておけば間違いない。
BGM用途なら かんすぴは10センチがいい
ちなみに

今回のE102BとP1000Kのほうが圧倒的に低音出ます。
とはいえ
P1000KはP1000-Eとの組み合わせが一番バランスいい。
かんすぴはこの組み合わせでアンプのトーンコントロールで低音増強
これが一番聴き心地いいと思いますよ♪