117 NTTの時報|元祖リアルタイムサービス時報を振り返り常識を見直す

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NTTの時報117番

現在は利用者が激減しているんでしょうね。天気予報も正確な時間も他の機器やサービスでほぼ無料で手に入れることができる情報となってしまった。

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117番 電話局の時報とは

NTT(東日本・西日本)では、電話サービスの1つとして117番(有料)にて24時間現在の時刻をリアルタイムで提供している。

現在のアナウンスの声はナレーターの中村啓子(アナウンス例「午前〈午後〉○時○分○秒〈丁度〉をお知らせします」)である。

NTT中継回線(テレビ)のテストパターンの音声にも同じものが流れていてかつては北海道の民放各局の札幌地区以外の地域では放送休止時間帯に(117番に掛けなくてもすなわち実質的に無料で)聴く事ができたが、現在は民放各局がNTTに代わり北海道総合通信網の中継回線を使用する事で北海道内全域で終夜放送を行う様になり放送休止中でもNTT中継回線のテストパターンは流れなくなったため、時報も聞けなくなった。その限られた時報放送も道内テレビ中継回線のデジタル方式完全移行に伴い、視聴できる機会は事実上なくなった。

wikipediaより

最近の子供は117番の時報を知らない

電話番号117番。小学3年生になる息子やその友達に、その存在を知っているか聞くと答えは「知らない」だった。

今の子供たちが成長する過程で見る時間の確認調整方法は昭和生まれの自分が見てきたものとは違う。

本来誤差のある生活環境にある時計(Watch)たち。

インターネットや携帯電話、格安で普及する電波時計などがあれば時間(Time)を知ることができるサービスや目に見える環境そのものが自然に正確でリアルタイムなものになっている。

時計の時間調整の必要性さえなくなっている。

子供たちの親も、ここ数年を振り返ると時報を聞いたことは無いという回答が多い。ただ一部の機械式アナログ時計を愛用する人などは時刻あわせまでノスタルジックな手法を使いたいようで時報を活用しているようだった。 

117を振り返ると…時報の非常識 実は裏技が…

wikipediaにも一部記載があるが、僕が小学生から中学生の頃、時報117番をコールして一方的に聞こえてくる時間の放送。

ただ聞くだけでなく声を自分から出してみると見知らぬ人の声で

「あ、誰?」

と帰ってくる不思議な現象があった。

その見知らぬ誰かと話すことが面白くて偶然話した見知らぬ誰かと次に時報につながる時間を約束して電話を互いに掛け合うというコミュニケーションもあったようだ。

実際にはアナログ回線の電話交換士がつなぐ回線によって同じ回線に繋がる場合とそうでない場合があったので複数回同じ人間と話すことは困難だった。

隙間に人が集まった

この時報117番、本来は時間という情報を提供するサービスです。

しかし、システムの隙間に生まれたネットワークの場があり、若者を中心にここでの触れ合いを求めた。

意図した人間とは接触できないが不特定な人物と電話回線を介して知り合えた。

アナログなSNSっぽいものだったのかも。

わざわざ、これをやりたくて量販店などに流れていた激安電話機(当時2000円程度のもの)を購入し自宅電話の回線を並列にして夜中に時報をかけたという人も少なくないだろう。自分もそのうちの一人だった。

最近のtwitterがやりやすいという理由でiphoneを購入したのと感覚的には似ているのかもしれない。

今でも時報はまさにリアルタイムサービスだ

時報って○時○分○秒です。と10秒おきに時間をアナウンスしているだけだけど、当然ながらリアルタイムな情報です。

音声自体は録音でもその瞬間に聞ける音声はその時間そのものでなければ意味は無いので当然です。

インターネットが発展しようが環境事業が進もうが時報はリアルタイムでなければならないはずだ。

利用者は激減している

117と並んで天気予報177番がある。

こちらはかなり利用者が減少し利用回数そのものも激減しているようだ。

177の天気予報って今、どのぐらい使われてる? - エキサイトニュース
大イベントのたび雨に降られてきた経験から、少しでも雨の可能性があったら折りたたみ傘を持ちたい僕は、出掛ける前に必ず天気予報をチェックする。情報源はインターネット。行き先の3時間ごとの予報や、行き先より...

同様に時報の利用回数も減っていることは想像がつきやすい。

そして常識は変わるものだと知った

子供たちやデジタルネイティブな人々にとってみれば、腕時計の時間合わせなど時報は使わないだろう。

自分にとって時間あわせは時報というのが常識だったが今は非常識になっているとも言える。

時間とともに物事はいろいろ変わり環境も考え方も進化している。

インターネットは便利ですばらしい。考えるために探すという時間を大幅に短くしてくれる。

柔軟に物事を考えるということは、今一度自分自身が持っている常識すら見直さないといけないのかもしれない。

たとえば、若者が知らないことは若者にとって常識ではないということ

残るべきものや考えは残り、必要ないものは歴史の中へ記録されていく。

そうやって時代は変わっていくんですね。

いろいろ思った201年8月の時報だった。

 

さようなら時報117番。

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