「0円でパソコンがもらえる」というキャンペーンを見たことはありませんか?ヤマダ電機をはじめとする家電量販店やプロバイダ取次店が提供する「0円パソコン」。
この魅力的な言葉の裏側には「からくり」があります。
知っておくべき重要な仕組みまとめます。

0円パソコンとは?その仕組みを解説
0円パソコンとは、主にフレッツ光などのインターネット回線と一緒に契約すると、パソコンが実質0円でもらえるというキャンペーンです。
そう、キャンペーンなんです。
こちらのフレッツ光代理店でやってるキャンペーンです
ページの下の方に0円ノートパソコンというリンクがあるのでその先にタダで貰えるパソコンリストがあります。


一見タダでパソコンもらえるの?っと思いましたか?
0円パソコンのからくり
0円パソコンの基本的な仕組みは次のとおりです:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本の仕組み | インターネット回線(フレッツ光)+プロバイダ契約を条件にパソコン代金を還元 |
| 還元方法 | 一般的にはキャッシュバックや月額割引の形で還元される、かわりにパソコンもらえる |
| 契約期間 | 通常2〜3年の契約期間縛りがある |
| 実質負担 | 月々のインターネット料金を支払い続ける必要がある |
実際には「無料」ではなく、長期間のインターネット契約を通じて回収される仕組みになっています。パソコン代金は月々のインターネット料金に上乗せされていると考えると分かりやすいでしょう。
主な提供企業とキャンペーン例
2025年3月現在、0円パソコンを提供している主な企業とキャンペーン内容は以下の通りです:
| 提供企業 | キャンペーン内容 | 条件 |
|---|---|---|
| ヤマダ電機 | 指定のノートPCが実質0円 | フレッツ光+指定プロバイダ3年契約 |
| ビックカメラ | タブレットまたはノートPCが0円 | 光回線新規契約+指定のオプション複数加入 |
| OCN | 2in1パソコンが実質0円 | OCNモバイル+フレッツ光セット契約 |
| エフブレイン | ノートパソコン、iPad | フレッツ光+指定プロバイダ |
各社のキャンペーン内容は随時変更されるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
0円パソコンのメリットとデメリット
実質0円でパソコンが手に入るのは魅力的ですが、その前にメリットとデメリットをしっかり理解しておきましょう。
メリットの詳細
| メリット | 説明 |
|---|---|
| 初期投資なしでPCが手に入る | 一括でまとまったお金を用意せずにパソコンが入手できる |
| インターネット環境も同時に整う | PCとネット環境を一度に揃えられる |
| 新生活の初期費用を抑えられる | 新生活スタート時の出費を分散できる |
| サポートが充実している場合も | 販売店によってはPCの初期設定やトラブル対応などのサポートがある |
デメリットと注意点
| デメリット | 説明 |
|---|---|
| 長期契約の縛りがある | 通常2〜3年の契約期間縛りがあり、中途解約には高額な違約金が発生 |
| オプション加入が必須の場合が多い | 不要なオプションサービスへの加入が条件となることが多い |
| 選べる機種が限られている | キャンペーン対象のPC機種は限定されており、選択肢が少ない |
| スペックが物足りない | 提供されるPCは基本スペックが低めに設定されていることが多い |
| 総支払額は割高になりがち | 長期的に見ると、単品購入より総額で高くなることが多い |
特に注意したいのが契約期間縛りとオプション加入条件です。フレッツ光などのインターネット回線は通常でも2〜3年の契約期間があり、その期間中に解約すると違約金(フレッツ光の途中解約 9,800円)が発生します。
契約前に確認すべきポイント
0円パソコンを検討する際には、次のポイントを必ず確認しましょう。
契約条件の詳細確認
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 契約期間 | フレッツ光やプロバイダの契約期間はどれくらいか |
| 月額料金の総額 | インターネット基本料+オプション料金の合計はいくらか |
| 必須オプション | どのようなオプションへの加入が必須か |
| 違約金・解約金 | 中途解約時にいくらの違約金が発生するか |
| キャッシュバックの時期 | キャッシュバックがある場合、いつ受け取れるのか |
特にフレッツ光などの回線契約では、オプションサービスへの加入が条件となっていることが多いため、その内容と月額料金を確認することが重要です。
提供されるパソコンのスペック確認


| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| CPU | 処理能力は自分の用途に十分か |
| メモリ(RAM) | 容量は十分か(最低8GB以上が望ましい) |
| ストレージ | SSDか、容量は十分か |
| OS | 最新のOSかどうか |
| バッテリー寿命 | モバイル利用する場合はバッテリー駆動時間 |
| 保証期間 | メーカー保証はどれくらいの期間か |
0円パソコンでは一般的に、エントリーモデルやスペックが抑えめのPCが提供されることが多いです。自分の使用目的に合ったスペックかどうかを確認しましょう。
0円パソコン契約時によくある落とし穴
0円パソコンを契約する際に、多くの人が陥りがちな落とし穴について説明します。
実質0円の計算方法を理解する
「実質0円」の計算方法は通常、次のような形です:
| 項目 | 金額例 |
|---|---|
| パソコン本体価格 | 80,000円 |
| キャッシュバック額 | -80,000円 |
| 実質負担額 | 0円 |
しかし、このキャッシュバックを受け取るためには、条件を満たす必要があります。キャッシュバックの申請を忘れたり、申請期間を過ぎたりすると、結果的に「0円」にはなりません。
オプション料金に注目
フレッツ光などの契約では、様々なオプションサービスへの加入が条件となっていることが多いです:
| よくあるオプション | 月額料金目安 | 必要性 |
|---|---|---|
| セキュリティソフト | 500円〜 | 別途無料ソフトで代用可能な場合も |
| リモートサポート | 500円〜 | PCに詳しければ不要な場合も |
| クラウドストレージ | 300円〜 | 無料サービスで代用可能な場合も |
| 電話サポート | 400円〜 | 初心者には便利だが必須ではない |
これらのオプション料金を合計すると、月に1,500〜2,000円程度の追加負担になることがあります。本当に必要なサービスかどうかを検討しましょう。
多くの場合、これらのオプションは契約から数ヶ月後に解約可能ですが、キャンペーンによっては違約金が発生する場合もあるため、契約前に確認が必要です。
現金キャッシュバックのほうがすごい

じっくり見たら現金キャッシュバックが最大85,000円なので、キャッシュバック選ぶほうがお得にも見えますね。

NTTフレッツ光東日本とNTT西日本でページが別れてます。
ご利用の方は気を付けてエリア選んで、キャンペーンページを閲覧ください。
0円パソコンと通常購入の比較
0円パソコンと通常のパソコン購入を比較してみましょう。例として、80,000円相当のノートPCを考えます:
| 項目 | 0円パソコン | 通常購入 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 80,000円 |
| 月額インターネット料金 | 6,000円(オプション込み) | 4,500円(基本料金のみ) |
| 契約期間 | 36ヶ月(3年) | 自由(縛りなし) |
| 3年間の総支払額 | 216,000円 | 80,000円 + 162,000円 = 242,000円 |
| 中途解約時の違約金 | 最大20,000円程度 | なし(インターネットのみの解約金) |
| PC選択の自由度 | 低い(指定機種のみ) | 高い(自由に選べる) |
この例では、3年間使い続ける前提であれば0円パソコンの方が若干お得に見えます。しかし、選べる機種が限られている点や、解約時の違約金などのリスクも考慮する必要があります。
0円パソコンが向いている人・向いていない人
実質0円パソコンが向いている人と向いていない人の特徴をまとめました:
向いている人
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| インターネット回線の新規契約を検討している人 | どうせ契約するならパソコンもセットで入手できてお得 |
| 長期間同じ場所に住む予定の人 | 引っ越しなどで回線解約のリスクが少ない |
| 初期費用を抑えたい学生・新社会人 | まとまった資金がなくても始められる |
| 基本的な作業のみで高スペックを求めない人 | 提供されるPCの性能でも十分満足できる |
特に、新生活のスタートでインターネット環境とパソコンの両方を揃える必要がある場合は、検討の価値があります。
向いていない人
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| 転勤や引っ越しが多い人 | 契約期間中の解約リスクが高い |
| 高性能なPCを必要とする人 | 提供されるPCはスペックが低めの場合が多い |
| すでにネット環境がある人 | 二重契約になり非効率 |
| オプションサービスを必要としない人 | 不要なオプション料金が無駄になる |
| 契約内容をしっかり理解できない人 | 思わぬ追加費用が発生するリスクがある |
特に、ゲームやクリエイティブ作業など高いスペックを必要とする用途には向いていないことが多いです。
0円パソコンの解約時の注意点
0円パソコンを契約後、途中で解約する場合の注意点について説明します。
解約時の違約金について
契約期間中に解約する場合、以下のような違約金が発生する可能性があります:
| 解約のタイミング | 違約金の目安 |
|---|---|
| 契約1年目の解約 | 20,000円〜30,000円 |
| 契約2年目の解約 | 10,000円〜20,000円 |
| 契約3年目の解約 | 5,000円〜10,000円 |
| 契約期間満了後 | 0円(ただし更新月に限る) |
これはフレッツ光などの回線解約の違約金だけでなく、プロバイダ契約やオプション解約の違約金も含まれる場合があります。
契約時には必ず「更新月」と「自動更新」の仕組みについても確認しておきましょう。多くの場合、契約期間満了時に自動更新されるため、解約するタイミングを逃すと再び契約期間の縛りが発生します。
より賢い選択をするための代替案
0円パソコンに魅力を感じつつも、デメリットが気になる方のための代替案を紹介します。
別のキャンペーンを検討する
| 代替キャンペーン | 特徴 |
|---|---|
| 高額キャッシュバック | パソコンは別で購入し、回線契約のキャッシュバックを活用 |
| 月額割引キャンペーン | 長期間の月額割引を選び、自分で選んだPCを購入 |
| 家電量販店の独自ポイント | ポイントバックを活用して実質負担を減らす |
キャッシュバックを受け取って自分の好きなPCを購入する方が、長期的には満足度が高くなることが多いです。
中古・リフレッシュPCの活用
予算を抑えたい場合は、中古やリフレッシュPCも選択肢の一つです:
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 低価格で高スペックが手に入る | 保証期間が短いことが多い |
| 契約の縛りがない | 状態にばらつきがある |
| 自分の予算に合わせて選べる | バッテリーの劣化がある場合も |
信頼できるリサイクルショップや、メーカー認定のリフレッシュPCを選ぶことで、リスクを抑えつつコストパフォーマンスの高いPCを入手できます。
まとめ:0円パソコンを賢く活用するために
0円パソコンを検討する際のポイントをまとめます:
- 本当に必要なのか考える:インターネット契約とパソコンの両方が必要な状況か
- 契約内容を細部まで確認:契約期間、月額料金、オプション、解約条件など
- 提供されるPCのスペックを確認:自分の用途に合っているか
- 総支払額を計算する:期間全体でいくら支払うことになるのか
- キャッシュバックの受取方法を確認:申請方法や期限を把握しておく
フレッツ光などのインターネット回線と組み合わせた0円パソコンは、条件を理解した上で活用すれば便利なサービスです。しかし、表面上の「0円」だけに惹かれて契約すると、後々後悔する可能性があります。
ちょうど光回線の契約するタイミングでパソコンも必要
そういうタイミングの方は活用するといいでしょう。
0円PCをやってるのはこちらのフレッツ光代理店です。
