パラブーツのデッキシューズParabootバース愛用5年|手入れで持続させた耐久性

夏のデッキシューズ定番中の定番パラブーツのバース。

しかも白。さすがに使い込んだ感じのゴム底の変色が感じ取れる。

 

靴を楽しむ場合シチュエーションにあわせたものを揃えたくなる。ウンチク好きな男ならそういうものだろう。

ファッションにあわせるとするならバースは夏のリゾートに履きたい、あるいはその性能に合わせて雨の日に履きたい。もちろん晴天の真夏の太陽の下さわやかな白い足元を演出するという目的も間違いなく正解な考えだろう。

パラブーツとはブラジルのゴムを使いそのゴム底の素材をパラ港から輸出したことでそのブランド名の名に由来するという。

フランスの海軍標準シューズ。

つまりデッキ(船のデッキ)で履く元祖デッキシューズといえる名門ブランドだ。

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フランス海軍認定のオフィシャルデッキシューズで、アッパーに使用されている「ヴォイルレザー」は海水や雨水に濡れた後に、太陽の下で乾燥しても、ひび割れたり変形しない強靭な素材です。

アウトソールには、MARINEソールという潜水艦の乗員が船内作業時に滑りにくく、足音が出ないように工夫された独自のソールが採用されています。

■Parabootパラブーツ-フランスの老舗靴メーカー

「全ての製品に本物の信頼性と高い品質、そして魅力を」
Parabootの創始者レミー・リシャールポンヴェールは1919年アメリカ滞在から1足のラバーで覆われたブーツと共に帰国しました。

この”ブーツ”は彼に、ブラジルPARA港から直輸入された天然ラテックスを使用しラバーソールの靴を生産するというアイデアを与えました。

よって「Paraboot」は自社の靴に用いるソールをも自ら製造する世界で唯一のシューズメーカーとなりました。
創業以来、変わらない魂と厳しい基準のもとに「Paraboot」は造り続けられ、まもなく一世紀が経とうとしています。

本国フランスではタイヤメーカー「ブリジストン」の広告の引き合いに出される程、有名なブランドです。

引用:国内最大級のパラブーツを品揃えするCRISPIN

 

グリーンにParabootと書かれたタグが男心をくすぐるBirth。

個人的に夏季を中心に、かつ雨用として履きこんできたバース。

履きこんだ時間そのものは多くないが様々なシチュエーション(海、街、砂浜、公園)で 僕の足を涼しげに飾ってくれた靴だ。

なによりも、夏の暑い季節の中で脱いだり履いたりしやすい。リゾート地での履き替え用などには最適だ。

この靴自体はもう5年も現役なのでパラのゴム底は黄色く変色している。削れば白くなるようだが、そのまま今年も夏のオフタイムシューズとして履いている。

話しにくい話だが、必ず素足で履いている。

 

え?不潔ですって?

いえいえ、素足で履いても足がくさくならないモカシン構造。しかもこのバースは縫製の穴が大きいため妙に通気性が高い。

この製造法が足のにおいを気にする人にはうれしい事実かもしれない。

最新のスニーカーのような高い技術を盛り込んだソールやハイテクインソールのクッション性にはさすがに及ばない。

どちらかといえば長時間歩くにはキツイ部類だろう。

デッキシューズのゆえんたる水にぬれたコンクリートや板デッキの上でのグリップもいまどきのハイグリップシューズにはかなわない。

 

そんなレトロだがモダンを感じさせる白いレザーのデッキシューズ。デザイン性とそのアイテムが持つうんちく性がその人気を継続させているとしか言いようがない。そんな実用性にはかけるデッキシューズ。

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好きだから

いつまでも白く

そして涼しい足元を演出してほしい。そんな大事なアイテムです。

パラブーツバースのお手入れ方法

手入れには革製品専用のミンクオイルを使うのがベストだ。靴のアッパー部分をやわらかく新鮮に保ってくれる。

ゴム底の変色はコンパウンドのようなもので研磨すれば白くなるが、軍用ベースの靴なのでできれば気にせず履きこみたい。

 

もっとも有名なコロンブスのミンクオイルです。

革の手入れで5年持たせました。

 

8年目の水洗いで白さ復活記事はこちら

白い革靴を水洗い手入れウタマロ石鹸でパラブーツバースを雑にゴシゴシ洗ってみた