ピアノ配送業者さんがヤマハのCLP-585を組み立ててくれている。。
一人では絶対に組み立てられない重さ(88kg)なので助かった。
子供用ピアノの選び方(お父さん的な発想で)
娘がピアノを習い始めて1年あまり。習い事なのですぐやめるかもしれないと思って練習用ピアノはできるだけ安くていいものを、、とカシオのPX-750という電子ピアノを用意したあげた。途中でやめちゃっても5~6万円のものならあきらめもつくかと思って低価格で音がいい、タッチ感もなかなか重たいカシオを選んだ。
1年続いたら、もうちょっといいのに買い換えようねと約束のもとでPX-750を選んだ。
安くてもそれなりに鳴りゃあいいかな的な発想だった。
当の本人もこの1年PX-750を使い続けて気に入ってた。
しかし、ピアノを習うとどうしても発表会というものがある。
定期的に発表会がある。
発表会に出た娘いわく、
発表会で弾くピアノは鍵盤が重たいらしい。。
発表会で演奏する楽器はグランドピアノ。
グランドピアノって鍵盤のタッチ感が電子ピアノを比べるとだいぶ違うっぽい。ピアノ教室で週に1回弾くのもグランドピアノで娘いわく「家のピアノは軽くて弾きやすい」とのことだった。実家にあるアップライトともだいぶ違うらしい。
弾きやすいのはいいけど発表会で重たいグランドピアノの鍵盤を弾くのなら普段の練習用も鍵盤タッチがグランドピアノに近いものがいいのではないか?と余計な親心が働き鍵盤タッチがグランドピアノに近い電子ピアノをひたすら探すことに。。
鍵盤のタッチ感で電子ピアノを比較していくと、、、。
最終的にヤマハのCLP585とカワイのCA-97というモデルが比較対象になった。
楽器店で各モデルを操作したり店員さんに弾いてもらったりして(自分はピアノ弾けないので)なんとなく音も比較したけどこの2つのモデルは甲乙つけがたい。
カワイのタッチ感は
鍵盤のタッチ感や打鍵後の戻り具合とかカワイの電子ピアノは実家にあるアップライトピアノと遜色ないくらい同じ感触。(グランドピアノのタッチ感は知らないけど)
というか、
素人の自分でもカワイの鍵盤は「ピアノそのものじゃねーか!」と思わせてくれるくらい秀逸だった。
音の雰囲気はどうか
CA-97(カワイ)は筐体の裏面に響板がついていてアップライトピアノのような音出しの工夫がされている。一方ヤマハのCLP-585は出力の高いスピーカーを6つ上下左右に配置して木製の筐体全体で音を拡散するような仕上がり。
自宅でアコースティックなBGMを流すことが多い自分としては電子ピアノを弾く人がいなくなった場合、保険としてBGM専用機になることも想定して「筐体からの発音」が良い方を選ぼう。
これも甲乙つけがたいけど、BGMを選ぶという点でヤマハのほうがWEBでいろんな曲のMIDIをダウンロードできるのでヤマハに1票。
ヤマハのタッチ感は
カワイと比べると鍵盤の戻りが少し早い。バネ的な戻りではないけど鍵盤が沈んでから戻るのがスピーディー。アコースティックピアノの世界でいうならこれもグランドピアノの鍵盤の感触だと店員さんに教えてもらう。生ピアノにもタッチ感はいろいろ個体差があり違いがあって一概にカワイはGood!というわけでもないそうだ。
好みもあることですし。。
そう言われればなんとなく納得。
鍵盤のタッチ感を再重視してるのでカワイのCA-97を選びたかったが(価格も1万円安いし、、)
まあ、弾けない親がいろいろスペック比較するより毎日いじる本人に触らせて聞かせて決めるのが一番。
そう思って島村楽器でちょうどCA-97とCLP585PEがおいてあったので触らせてみた結果、本人はヤマハを選んだ。
ヤマハCLP-585を選んだ理由は
「この音が好き」
という理由だった。
娘が気に入った音はヤマハのピアノサンプリング音の最初に出てくるヤマハの高級グランドシリーズグランドピアノCFXのサンプリング音だった。
実際のCFXは優しく引くと丸みのある音が出てかなり強く弾くと弦大きく振れて音がビリビリするような印象。(いろいろ音楽聞くので楽器やその音にはちょっぴり敏感な父)
楽器店のお兄さんがジャカジャカ弾いてくれた曲、その際CLP-585の筐体が響きながら放つ音もけっこう似てる感じだった(気がした)。←買う気満々なので。。
まあ、絶対に買えない楽器(ヤマハグランドピアノCFXとベーゼンドルファー)の音がふたつも入ってるんでそれだけでもお得感あるかも。。などと思いつつ娘が気に入ったほうのヤマハCLP-585を今後の長き日々を過ごす練習機として選択した。
価格はどちらも中古のアップライトピアノが買えるくらいするけど、生ピアノは音量調整できないからそもそも比較対象にはなってない。ただし音の好みを見分けるためにいくつかの生ピアノも原音比較の際には注目していた。youtubeでさまざまなグランドピアノやアップライトピアノの音源聞いた。
いろいろ聞いても結局のところ
- 置く場所の狭さ
- 音量調整出来るピアノ
- 自宅の模様替えで手軽に動かせる重さ
- 手頃な価格帯
という我が家の4大条件を考えると生ピアノはどう考えても論外。
いろいろ考えたり調べたり悩んだり、
親が頑張って比較した結果、電子ピアノの頂上決戦を制したのはヤマハのCLP-585となったわけです。
ヤマハのCLP-585を選んでよかったと思うこと
インターネット経由でMIDI楽曲を手軽にダウンロード出来る。
iPadのアプリとUSB経由で連携して楽譜見ながら音鳴らしたりとか
気に入った曲があればiTunesみたいに視聴してサクっと買えたりする。
まあ、使わない機能でもあれば得した感はある。
生ピアノに近い感覚を身近に
アコースティックピアノのように楽器全体で音を響かせるシステムとHPに書いてあるように、リビングに設置したCLP-585はデモ曲なんかを流すとピアノの生ライブを目の前でやってもらってる感じがする。
30W×3のアンプ出力と木製の筐体が奏でるピアノサウンドはもはやコンサートホール並。
一般家屋で最大音量を出すとただの自己満足で近所迷惑になるくらい本物っぽい音が出る。
当初の目的「ピアノタッチのリアリティ追求」
今回の買い替えの最大目的はタッチ感。
木製の88コある鍵盤にそれぞれ固有の重さを持つカウンターウェイトを装備。打鍵時にハンマーが弦から離れる時の感触がグランドピアノっぽいらしい。
よくわからないけど、重いか軽いか?みたいな選択肢で選んだだけですが鍵盤の重さも6段階で調整可能なので好みでいろいろ出来る。
結果的に良かったと思う。
音がいいのはやっぱりいい
2大特典といってもいいくらいいい感じの音源、CFXとベーゼンドルファーというヤマハお得意のサンプリング音源がデモ演奏を心地よくしてくれる。
他の内蔵音源も木製の筐体全体から響かせるとコンポやAVシステムから出る音とは一味も二味も違う感じで楽しめる。
とりあえずこのCLP-585は電気で動くとてもいい音を響かせる木製楽器だと思う。
まだまだ上手に弾ける弾き手は我が家にはいないからBGM役として活躍中のCLP-585。
鍵盤の感触が子供でもいい感じとわかるようで練習に励む気になったようだ。
見た目は小型のアップライトピアノみたいなので子供は単純にその姿にも喜んでいるようです。
大事に使って欲しいと思う。
いい音する電子ピアノは防音も大事
最後に、
今回CLP-585購入の際ピアノの下に敷く防音マットを買いました。
ピアノとジャストサイズでセッティング出来るのでちょうどいいサイズの絨毯という感じです。
中空の繊維による防音効果で階下への音振動を減らす役割があります。
壁面の防音対策
※この吸音材、防音にはいいですがホコリがすごいです
オーディオが趣味で大きな音を出すので狭いマンションゆえ近隣への迷惑にならないよう可能な限り室内での音の反響を抑えるため吸音材を4枚セットしています。
ピアノ裏を壁面に当てる場合は2枚程度挟んでおけばピアノ筐体からの音も十分楽しめるくらい音が出せる感じです。
YAMAHAのクラビノーバシリーズ
CLPー○85というモデルが同等のモデルです。
電子ピアノもこのクラスになるといい値段するのですでにアップライトピアノやグランドピアノがある家庭では買い替えの際にこういうピアノ一括買取で査定見積もりしてから考えてもいかもですね。
古いピアノも業者間の競合で買取査定額が上がりやすいです。