RX100M6が発売されましたね。
新型もいいカメラだと思います。
動画撮影に興味を持ち、1年前にRX100M5を購入。
当時キャノンのG7X Mark2と比較してかなり迷いましたが、手ぶれ補正重視と操作性重視ならg7x MK2は今も羨ましく思う部分はあります。
しかし、動画撮影と動画編集という道のりの長い勉強を進めていくとSONYのデジカメが非常に先進的でプロユースなのだなあと感じたりします。
僕は写真も動画も素人です、1年ほど前に動画編集の楽しさを感じ始めこのカメラを買ったのですが、写真撮影以外ではあまり使わなかった。
しかし、最近になりまた動画をいじり始めると、このRX100m5はコンパクトかつ手軽でありながらも高品位な動画編集も可能となるスゴイカメラなのだと気づき始めました。
これまた1年も経って気づいた次第です
それではRX100m5がすごいなと思うところを以下にまとめます。
RX100m5の動画撮影に優れている点
とにかく動画編集を前提とすれば最高のコンデジではないかと感じる。
1,S-log撮影ができる
このカメラ買うまでは、いや、買ったあともlog撮影なるものが何なのか?全く知らなかったのですが、動画編集を覚えていくと、このLog撮影ができるカメラというのは非常に優秀であることに気づきました。
Log撮影とか簡単に言いますと、写真のRAW撮影みたいなもので、センサーがキャッチした光学データをそのまま動画ファイルにしたようなものという感じ。
詳しくはSONYのこちらがわかりやすい
色合いの補正、広いダイナミックレンジの保持など編集耐性が強い映像素材になるという感じです。
2, Slog撮影に適した背面モニターのカラー設定
こちらもlog撮影に関した機能なのですが、log撮影をしていると、上級者の場合、背面の液晶で見える映像の露出などが実際にカラーグレーディングした際のイメージとかけ離れることがあるそうです。
RX100M5は機能設定でガンマ補正による液晶表示Asset-Slog2という設定が可能。
つまりlog撮影しつつLUTと言われるカラーグレーディング後の色合いを確認しながら撮影できる機能があります。
これ、Fnボタンに割当も可能なので、写真撮影などと切り替えて使う場合、液晶の表示を目的に合わせて変更できるため非常に便利です。
しかもオートで自動切り替えも選択可能なのでS-log撮影で映画風な印象の映像や、海外のアウトドアな感じの映像を作る場合に使えるカメラですね。
練習動画 SONYのS-log2
Adobe Premiere ProのLUTの中に隠れていたLegacyフォルダ内にあるS-log2でグレーディングしただけのもの。
僕はこのあたりまだ勉強中なので詳しく書けませんが、log撮影してカラーグレーディングした動画というのはなかなか調整幅が広く、センスさえあれば、経験さえ積めば、映像制作がとても楽しくなる予感さえします。
3, ハイフレームレート撮影
これ、もともとRX100M5購入時に決め手となった機能ですが、実際のところ1年間ほとんど使わなかった機能HFRハイフレームレート撮影。
動画のことが少しわかってきたので編集でスロー動画のカットを作るシーンなどで、もとの撮影ファイルが120FPSや240FPSで撮れていると編集の幅が広がります。
通常速度からスローへ、スローからクイックへ
みたいな、
こんな編集をするのにも元動画ファイルがフレーム数少ないとカクカクした動きになります。
RX100M5はXAVCSのフルHDで120FPSを通常撮影で使用可能
さらにハイフレームレート撮影モードで240FPSでも短時間ですが元素材として使えるムービーを撮れます。
480FPSと960FPSは解像度が落ちるので常用には苦しいものの、強烈なスーパースローを表現する場合、これらのフレームレートで撮影してPremiere Proで速度デュレーションを50%で使うなどすれば十分画質は保てたりするのでアイデアさえあれば非常に素晴らしい性能と言えます。
画質うんぬん、は1インチセンサーの各社のコンデジと大差は無いと思うのですが(好みの問題)コンデジなのにムービー機能を強化したミラーレス一眼バリの機能を持つカメラ。それがRX100M5なのだなと最近になってわかってきました。
写真だけ撮るのを目的とするならキャノンのG7XMK2のほうが電源ON起動速いしタッチパネルあるし使い勝手は良さげです。
でも、
これから動画もちびちび勉強したいな、、とか動画編集の素材として自分でできるだけ上質な元映像を撮影したい、しかもコンパクトで手軽に、、などと考えてる人にはまさしく最強のコンデジといえる動画撮影能力を持っていると言えます。
素人の僕からすれば、動画撮影ならパナソニックのGH5あたりを1台持っていればすべてまかなえるのではないかと思いますが、一眼は重いし大きい。
コンパクトでも一眼並みに高画質で動画編集での編集耐性を持つ映像を撮影したい場合、RX100M5が記録したS-log映像はまさに最高の素材となります。
コンデジで撮ったデータをプロみたいな編集に耐えうる映像として使えるというわけです。
まとめ
S-logとハイフレームレート
これらが揃うRX10やRX100シリーズは動画編集へ向けた動画撮影を目的とするなら使い勝手の良いカメラだと感じています。
PS
最近ジンバル使ったヌルヌル動画とかも興味あるのですが、持ち物少なくて手ぶれの少ないヌルヌル動画が撮れないものか?と悩んで見つけた必殺技。
RX100M5のHFR240FPS~480FPSで撮影してPremiere Proでデュレーション変更する。
そんな使い方を覚えたので練習中です。
練習動画 手ぶれをかんじさせにくい編集
動画撮影はしんどいけど、編集ってかなりハマりそう。
時間さえあればもっと編集遊びしたいものです。
動画編集を前提とするならSONYのデジカメはかなりいい素材が撮影できるっぽい。
プロが多く使う理由が何となくわかった気がする素人です。