サブウーファーの手軽な防音対策!床下振動や壁伝いの近所迷惑とお別れ♪壁から離す移動式という選択肢

2015-03-14 23-59-06愛用して売るサブウーファー。ヤマハのSW300というもの。

音楽鑑賞用のサブウーファーですが、メインスピーカーが13センチユニットなので低音弱い感じです。

メインスピーカーとウーファーの音をクロスオーバーさせる際、サブウーファー本体にあるローパスフィルターを低めの周波数にしてボリュームあげたり、ハイカットなしでボリューム少な目とかいろいろ試してセッティングに悩んでおります。

なぜ悩むのか?

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壁や床下の振動で階下に迷惑かかる

サブウーファー鳴らすと中高音がピンと張ってグッとくる音質に変わります。JBL4312M2は高音が良く出てるスピーカーなので低音増強すると、音にメリハリが出やすいです。

これくらいの小さいブックシェルフ型スピーカーでは低域再生はいいとこ50Hzまで。あとはバスレフで仮想的な低音が聞こえてくるだけなので音圧や中高音の音圧に不足を感じます。

音というものは低い周波数ほど遠くまで届きにくいです。

スピーカーから1メートルも離れれば低い周波数は耳まで届きません。

これを補おうとすると実質的な低音をサブウーファーで補佐するわけです。

しかし、このサブウーファーの放つ低音はかなり低い低周波を伴ってるので床に直置きしちゃうと

サブウーファーの直下の床 → 床に繋がる壁 → 壁に繋がる鉄骨 → それに繋がる壁

といった具合に結構遠くまで届くようです。

ウーファー本体と床が近いので床が共振して床自体がスピーカーの振動板の役割を担ってるような状態。

悩ましいです。

いい音になるけど迷惑掛かりそうで。。

うちの場合、サブウーファーのボリューム絞って音量下げてもウーファーONにするだけで別室の床や壁がスピーカーの振動板代わりになって低音響かせてその低音に連なったオクターブ分の中高音まで届いてしまうという有り様。

壁にみみをつけると

ズン♪ズン♪

低音だけ別室までとどいている状態。。

サブウーファーのセッティングで一番悩むのは近隣や家族への迷惑行為になること

その悩みがなければ

お気に入りの重低音をサブウーファーONで鳴らしっぱなし!

とか出来るんですけどね。

防音対策は本気でやれば防音カーペットやら防音壁やら密閉対策で部屋まるごといじってしまうというのがいいのでしょうけど、コストもかかるし大掛かりなのは無理。

ガラスウールなど一般的な防音材は中高音は吸音しても低音は吸収しない。

低音は吸音するのが困難なので質量の重い銅などで振動そのものを閉じ込めるのがカーオーディオでは基本だったりする。

そんなややこしいこと家庭内では出来ない。

手軽になんとか出来ないものか?と試行錯誤

そして思いつく。

サブウーファーを床から離してみるのはどうか

低音は床を伝って、

さらに壁を伝って

地震(アースクエイク)のごとくそのパワーの届く範囲まで振動を届けてしまう。

ならばできるだけ、その床から離してみてはどうか?

ほんのすこしでもいいから床から離してみたらどうだろうか。

と思いつき、

20Kgの重量物でもあるサブウーファー本体をよっこらしょと移動してみよう、、

 

しかし重い。

 

床から浮かすのに何使おうか???

あ、あれだ

2015-03-08 17-03-20先日のAV観賞用に部屋の模様替えを行った際にピアノ移動で使った耐荷重80Kgのキャスター付き荷台。

これにのっけてみたら床から少し(10cm程度)浮かせれるな。

と思いついたわけです。

そして乗せてみた。

2015-03-15 16-46-57ちょうどサブウーファー本体についてるインシュレーター(脚)がギリギリ乗るくらいのサイズ。

キッチリ乗りました。

さらに気休めだけど吸音材的な役割でウーファーが入ってた普通より分厚いダンボールに製品巻いてたウレタンカバーをまきまきしてウーファーと荷台の間に挟む。

で、ボーーーン!と重低音鳴らしてみた。

お、、

おおお、

無駄に振動だけ出てたような低音が普通に美しくベースが鳴ってる感じに変わった!

低音楽器の音がくっきりリアリティある感じになった。

おー、ウッドベースもエレキベースもシンベもいい感じでボヨンボヨン踊るように歯切れがいい。

音質もよくなる

いやいや、

音質アップで感動してる場合じゃなくて、、。

振動はどうかな??

ふむふむ

やっぱウーファーも床から浮かせると

床に届く振動そのものはかなり弱まる

そのため床自体が振動しにくくなり

ウーファー直下の床の共振による嫌な振動っぽい音がかなり減った。

そんな雰囲気の音が聞こえてきます。

低音ほど遠くまで届きにくい

イヤフォンの重低音は鼓膜付近で鳴らしてるから聞こえるわけで5センチも離せば聞こえない。

ならばサブウーファーという25センチの大きなユニットから出る低周波も距離があるところまでは届きにくい。

少しでも床から離すことで床の共振力を大幅に減らすことが出来るのではないか?

こういう考えでの実験です。

 

その結果、

隣室や階下の人に迷惑かかりにくくなったかも

今までよりふた目盛りくらいサブウーファーのボリュームあげれそう。

そんな感じの音に聞こえます。

 

さらに高いところに設置してみたらどうか?

 

メインスピーカーはインシュレーターとかで接地面からはなしたり脚つけて音像定位つくるために高い場所に設置するけどウーファーってみんな床に置くよね。

ウーファーもメインスピーカーと同じ高さにしたらどうだろうか。

 

やってみた

2015-03-14 23-02-54ピアノの上になんとか乗せれた。

そして音を鳴らしてみる。

ウーファーのスイッチオンにして

重低音GO♪

おーーー、

大型スピーカーで音楽聞いてるみたい、オーケストラの多重ストリングスがすげー圧力で迫ってくるし中低音も全部分解して聞こえてくる。

感動。。。。

いや、

感動してる場合じゃなくて

床の振動はどうか?

壁の振動はどうか?

 

普段の視聴位置に戻り、床に耳当ててて

床の振動を感じ取ろうとしても床からはウーファーの振動が感じられない。

普通に中高音を含む音楽が聞こえるだけで迷惑っぽい振動は床まで届いてないっぽいな。。。

うん、いい感じかも。

じゃあ

視聴ポイントでの床付近の音量はどうか?

手軽なアプリで調べてみると

2015-03-15 17-10-58平均してこれくらい。

このアプリのメーターを見ると「うるさい」と「ふつう」の境目くらいが60db。

生活ノイズも含んでのこの騒音レベルなら。。

こりゃ深夜もウーファー鳴らせるな。。

と思えるレベル。

 

2メートルほど離れた視聴位置で様々な生活音も含んでの60db(デシベル)~67dbくらいなのでメインスピーカーから5cmくらいのところと同じくらい。

普段聞く音量もだいたいこのくらいが多い。

アンプのボリュームは9時位置くらい。

音量を上げるほどウーファーの重低音も激しくなっていくけど、床から1メートル以上もちあげて設置すると床面にあまり低音が届かないためか、対策前の床が放つ低周波っぽい迷惑そうな振動は視聴位置にいる自分の耳には届いてない。

しかし!

なんか別の篭もり音がする。。

あ、

ウーファーから30cmほど横にある

薄っぺらいウチの壁が共振してるw

 

共振するものは床だけではない

あれだ、

床から離して消えた嫌な振動。

これは同時に壁にも届くものがあると理解した方がいい。

ウーファーは床からも壁からも離したほうがいいな。

てか、メインスピーカー同様に設置位置そのものを考えるべきなのかな。

 

しかし40cm四方もある重量物をそう簡単に床からも壁からもはなしたりくっつけたりは出来ないし。。

手軽に両方の理想を叶えるために、、

2015-03-15 16-47-26スイスイーっと

長いRCAケーブルに繋ぎ直してサブウーファーちゃんがお出かけです。

これで薄っぺらいウチの壁から50cm、1メートルと離れていく。

小さい荷台が動くインシュレーターとして大活躍します。

重たいウーファーも軽々移動。

ついでに

 

 

先日、購入していた3mの長めのRCAケーブルが役に立った。

ちょうどいい長さ。

これでサブウーファーを好きな場所に設置できる

あ、そういえばヤマハの説明書に理想的な設置法があった

サブウーファーを設置する場合はコーンの向きをメインスピーカーと平行にせず、リスニングポジションに向けた壁に反射させるように方向付けろと。。

2015-03-15 19-52-23

これ、簡単に移動できるからガッツリ聞くときは移動させて

さらに向き変えて

壁や床へ届く迷惑振動を半減させ、

いい音対策にもなる。

そんな嬉しい結果になりそうな予感です。

 

スピーカーは固定するのがセオリーだけど

重低音を担うサブウーファーは固定するのが一般的。

しかし低音ユニット部分は少々床から浮かせてても、耳に届く音質面ではなんら悪い方への変化を感じないし、どっちかというと低音楽器の音がハッキリと輪郭でるような好感が持てる聞こえ方になる。

あと、邪魔なときは片付けられるし移動式はメリットしか感じない。

サブウーファーを移動式にするのオススメです。

2015-03-15 16-47-54うちのサブウーファーは36センチ四方くらいなのでピアノの下に綺麗に収まる。

なんなら横の物置までスコっといれちゃってもいいくらい荷台に乗せれば移動は簡単。

音鳴らす時はこのまま鳴らしても床から浮いてるため、床への余計な振動伝達は減らせてる(はずだ)し、いままで嫌な感じの重低音が出る曲なんかでは、ボンボンと本つく嫌な低音ではなくなり、ぼわぁーっと空間を包み込むような美しい重低音に変わったりもする。

いいことだらけだ。

 

ちなみに愛用しているサブウーファーはこちらです。

 

 

300Wとかなりパワフルなアンプを搭載してるので、小さめのスピーカーにはかなり合わせやすいバスレフ設計が20Hzという超重低音を再現するウーファーです。

 

この使ってる荷台なかなかいいインシュレーターになります(笑)。

日東(NITTO) 家庭用平台車ホームキャリー ダークブラウン NTM-E50DB

このパワフルで大きめなサブウーファーを載せてる荷台

日東ホームキャリーという製品です。

小型の荷台です。

部屋の模様がえするときに見つけたもの。

苦労してみつけた甲斐があった。

1枚で80Kgまでの耐荷重があります。

普段はウーファーの下でキャスター移動できる移動式インシュレーターみたいな役割。

2015-03-15 17-27-22うちは2枚しか買ってないけど、4枚くらい買えばAVセットごと移動式にできそう。

4枚で耐荷重320kg以上だし

これウーファーの床や壁への防音対策にめちゃポイントになりますよ。

可能ならこのキャスター動く範囲の周辺だけ防音や吸音カーペットするだけでもだいぶ変わってくるはず。

ホームキャリーの上に御影石おいてその上にウーファー乗せるとか。

これさえあればオーディオ設置の幅が大いに広がること間違いなしです。

フローリングでオーディオ類の振動がどこ向いてるのか?

なんて感じで悩んでる人にはオススメです。

 

音源(スピーカー)って移動させれ目に見えない周波数を打ち消し合ったりするので何かと調整しやすいです。

 

 

PS) 2018年2月

最近、

Amazonプライムミュージックの有料版Unlimitedを使い始めました。