だけどこのスピーカーどうだろう?とかこのアンプでどうだろう?
みたいな欲求はどこからともなく出てくるもので、極端にデジアンと真空管アンプの両方とも揃えたいなあとか。いろいろ思ってるとやはり真空管アンプのほうへ強い興味が出た。
真空管アンプに興味を持った理由
それは中低音に厚みが出て全体的に芯のある音になるとかなんとか
Youtubeなんかにあるデジアン、アナログアンプ、真空管アンプの音比較とか見てるとやっぱり求めてる音って厚みがありつつ澄み切った音、真空管とかA級シングル動作のアンプが好みなのかも。。と思い始めた。
自作も考えたけどその筋は全くわからない。
書籍購入してアンプの原理とかは調べたけどやっぱり作るのは怖い。
電流怖いからね。。
で、トライオードとか手頃な真空管アンプ探して調べてるとどうやら300Bという系列の真空管使ったほうが好みの中低音が出やすそうな印象。
300B管仕様のアンプはけっこうなお値段。
しかし、
さらにググるとわりと手頃な価格でソフトンのModel8という300管使ったアンプがある。
早速HP見ると、
コンパクトでいい感じ。
自作放棄してるんでいろんな意味で都合いいアンプに見える。
HPの説明も初心者向けでわかりやすく、かつ上級者向けの回路図まであっていざというとき役立つ。
とにかく置き場所が苦しくて困ってたけどこれなら設置は問題なさそう
とイソイソ注文しようと思ったが、
受注生産で待つのが苦手なのでヤフオクみてみると、まさにその製品がリサイクル店から出店されてた。
サクッと終了間際に落札。
真空管だしフィラメントとかちょっと不安だったけど、
翌日には届いた。
とりあえず問題なく動作してよかった。
いちおう書籍読んで勉強した上で購入。
真空管はこれ。
全く電気物理わからない自分でもけっこう理解できるわかりやすい説明の書籍。
いざ、真空管アンプ導入へ!
という気持ちにさせてくれる。
初めての真空管アンプ
300Bの音とか88系の音とか違いはわからないけど、少なくともデジアンとは全く違う。
アナログアンプとも違う。
どちらも良いが違いはある。
パワーはトランジスタのアナログアンプほどないけどうちの家で鳴らす分には問題ないハイパワーの10W+10W仕様
細かいことは全くわからない。
これから使い持って勉強していく。
とりあえず音を鳴らしてみる
A-S1000のプリアウトからソフトン真空管アンプへプリアウト
ボリュームはどっちをマックスにしても大差なさそうなのでとりあえず50:50でセッティング
プリメインアンプのスピーカー出力はA,Bともオフに出来るプリメインアンプなのでこういう時ありがたい。A-S1000はプリアンプとして活躍してもらう。
音が出るまで40秒ほどかかる
真空管アンプのヒーターに熱が入るまで音は出ない
iTunesの聞き慣れたハイファイサウンドを送り込んでみる
今まで聞いたこと無いくらい分厚い中音域
このスピーカーでここまで中音域が華やかになるとは思っても見なかったけど、JAZZのバッキングで演奏されるミュートギターやピアノ、ドローバーオルガンの音色なんかがちょうどこの音域でえらく太くなって聴きこんでしまう。
レビュー書くほど他の真空管との違いとかはわからないけど、アナログアンプのハイパワーで出すドスン!と来る低音とは違って同じ音量でもブン!ドゥイーンとベースの輪郭がハッキリとして嫌な床振動を起こさずに綺麗に低音の音域が聞こえる。
スピーカーがバスレフなのに低音がバスレフっぽくない。
なんて綺麗な低音なんだろう。。
高音はチャキチャキして好きな音。
めちゃ高音まで綺麗に聞こえる。
ノイズは全くない、
300Bがそういうものかもしれないけど
アナログアンプとくらべても嫌な感じとか全くないレベル。
普段はピュアな音を出すヤマハのアナログアンプで澄み渡るような音が同等に澄み渡ったまま厚みをました印象。
同じくらいの音量でここまで同じ部屋で聞こえる音の質が変わるとは。。
おかげでかなり大きい音で聞いても床や壁は振動してない感じ。
単体でネットワークからRCA直繋ぎでカリカリの透き通った音質。
スゴイきれいな音。。
プリ経由でAirplayからのゲインを高めるイメージでつなぐと同等の鳴り。
どっちでもええわ、、
という感じだけどリモコン使いたいのでプリ経由にしておく。
接続方法迷った
プリメインアンプ側ボリューム最大、真空管アンプ側ボリュームゼロ
その逆も中間も試したけど、どれも特に差を感じなかった。
理屈から考えるとプリメインアンプで普段9時10時位置までしたボリューム上げれてなかったのでプリのゲインを最大にしたほうがいい音出るかなと思ったけど意外とそうでもなかった。
中間のほうが使い勝手がいい。
真空管アンプは弦とか声とかの録音をよりリアリティある音でスピーカーから離れた耳まで届けてくれる感じなのかな。ヘッドフォンの音みたいに聞こえてくる。
4メートル離れて小音量なのにしっかりと低音が届くってすごい。
なんか不思議だ。
理解不能。
プリ+真空管パワーアンプでなんとかスピーカー性能の6~8割程度を発揮できた感じ。
(※勝手な個人的イメージです)
大ボリュームで鳴らしてもスピーカー性能は3割も出せてなかった感じだったけど、このアンプを介すると小音量でもスピーカー性能の5割は出せてる感じ。
古い録音の曲聞くと
こんな音入ってたのか?
みたいなのの連発で驚く限りです。(ライブ音源の場合が特に感じる)
とにかく持ってる音楽ソフトが全体的に聴きやすく鳴った。
ローズピアノの音とか70年代ロックのロータリー出しのドローバーオルガン、生ピアノ、アコギ、ウッドベース、エレキベース、ストリングス多重、どれも聴きやすくて前に出てくる。
というか、もともと真空管アンプでディストーション効かせて音出ししてるような電気楽器の音が最高に歪んで聞こえるから好き。
アナログアンプでも十分このへんはクリアできてるけど、さらにスピーカー性能出しきろうとするとこういう真空管アンプという選択肢もありなのかも。
いい音してる。
ビル・エヴァンズのこのアルバムが全編ROADESピアノみたいな音。
Amazonプライムミュージックでも聴けます。
ビル・エバンスが弾くフェンダーローズの音
このアルバム全体の音が真空管アンプだと個人的にハマる。
What are you Doing The Rest of Your Life
スゴイいい。
意味もわからずに泣ける音というのがあることを知った。
それにしても分厚い音出すなあ。。
PS) 2018年2月
PSVAN 300Bでずっと使えています。
今は職場に持ち込んで低音強めのバスレフと組みあわせています。
玉はずっとこれにしてます。
オリジナルのほうがすっきり系かな。。
微妙に違います。
DACはLUXMANのDA-100といい感じでマッチしてます。
久しぶりに写真加工したかっただけでいた(笑)。
最近、
Amazonプライムミュージックの有料版Unlimitedを使い始めました。