愛用のイヤホンから音が出なくなってしまったので
自分で修理しました
以下にその修理手順を残しておきます。
イヤホンケーブルの断線修理
ここでは最も症状が多いプラグ内部の断線修理を行います。
イヤホンから音が出なくなった症例
右だけ音がでない、片方だけ音が途切れる
みたいな症状
差し込みプラグのあたりをごちょごちょいじると音が出たり出なかったり。。
この場合イヤホンジャック内部で断線してるのでほぼ間違いないようです。
イヤホンの差し込みプラグ周辺は断線しやすいので音が出なくなる原因はほとんどの場合イヤホンジャック内部の断線が原因であることが多い。
今回、音が出なくなったイヤホンの場合も
ステレオミニジャックの内部で細いケーブルが断線してるのが原因です。
早速作業を進めていきます。
ステレオミニジャック部分を切り取る
まずはじめに
音が出なくなったイヤホンのケーブルを切断します。
できるだけケーブルを長く残したいので
ハンダゴテやニッパーでプラグ部分を分解することにしました。
普通は「プラグ付近の任意の位置でケーブルを切る」でOKです。
切断後のケーブル
普段触れているケーブルの中には3本の導線があります。
ケーブルをカットしたら
外側の皮膜を剥きとります。
すると
赤、緑、茶色の細い導線が出てきます。
マイク無しのステレオイヤホン3極の場合
赤 右(RIGHT)
緑(青) 左(LEFT)
茶色 アース (GROUND)
※マイク付きのイヤホンの場合4本
この3本の細い導線を新しいイヤホンプラグにはんだ付けすることでイヤホンが復活します。
作業内容
作業内容はいたって簡単です。
1,内部の3色の導線をむき出しにして
2,新しいプラグにはんだ付け
3,プラグとケーブルを圧着
4,プラグカバーをねじ込んで仕上がり
という流れです。
必要なもの
必要なものは交換用のイヤホンプラグ
Amazonでいろいろ売ってます。
今回はシンプルな樹脂製のプラグセットを買いました。
3極のイヤホンなら3極
※マイク付きの4極イヤホンなら4極のプラグを選びましょう。
3.5mmステレオミニプラグ
外側カバーがねじ込み式でプラグに接続するタイプです。
プラグのLR(右左アース)
市販の交換用プラグは内部がこのような形状になってます。
こんな形になってますが、少し長いほうが右耳用(赤導線をつなぐほう)です。
長い方へ赤の導線をはんだ付け
短い方に緑の導線をはんだ付け
真中の太い部分に茶色のアースをはんだ付けです。
一般的に3極ステレオミニプラグの構造はこのようなものになっております。
ピン1 左
ピン2 右
ピン3 アース
はんだ付け
Amazonで買ったUSB給電のハンダゴテセット
少しだけハンダも付属してるのでこれで十分作業できます。
15秒で使えるというスピード発熱のものです。
はんだ付けのコツ
先にハンダをプラグのピンにつけておく
ピン1、ピン2、ピン3へ少しずつハンダを盛っておく
つづいてこの細い細い導線を
盛り付けたハンダへ接続
はんだ付けする前に
プラグの外側カバーと熱収縮チューブをイヤホンケーブルに通しておきます。
盛り付けたハンダに
細い導線をくっつけて
ハンダゴテで熱してやるとすぐにハンダが溶けて導線とひっつきます。
こんな感じでくっつきます。
※素人で老眼なのでハンダ下手くそですが(汗)
つながったら一度ステレオ(左右の音チェック)
Windowsパソコンならイヤホンジャックに差し込むとこういうの出たりするので
チェックしてもいいし、
スマホならユーチューブなどでステレオチェックと検索して動画なんかで左右の確認をするといいでしょう。
左右の音出しが問題なければケーブルを圧着します。
プラグとケーブルを圧着
アースの部分にツメみたいなのがあります。
これをイヤホンケーブルに噛みつかせて圧着です。
ラジオペンチを使うと確実に圧着しやすいです。
修理完了
- 元のイヤホンケーブル切断
- 内部の3色導線をむき出す
- 新しいイヤホンジャックに3本の導線はんだ付け
- イヤホンジャックの外側カバー締め込み
という作業が完了しました。
これで仕上がりです。
数年前、娘に貸したら断線したお気に入りのイヤホン
とてもいい音で復活しました^^
イヤホンの脱着時はケーブルひっぱると断線します
イヤホンの脱着時にケーブルをひっぱると簡単に断線します。
イヤホンをiPhoneやスマホなどから引き抜くときは
かならずプラグの部分をつまんで引き抜きましょう。
ケーブルひっぱると簡単に断線します。
イヤホンジャックの中身は
あんなに細い導線ではんだ付けしてるだけです。
自分で修理してみたら
ケーブルひっぱるとちぎれるのがよくわかりました。