Amazon music HDという高音質版のサービスが開始しました。
Amazonプライム会員なら無料で使えるAmazonmusicとは配信される音源のデータ量が違う高音質版のサービスです。ハイレゾ音源も配信されています。
Amazon music HDで高音質で音楽を聞く方法
まず、
パソコンで聞く場合ブラウザでは高音質再生は出来ません。
Amazon music HD加入後にGoogleChromeなどブラウザで音楽再生すると
以下のような注意書きが出ます。
HD音質の再生はウェブではサポートされていません
デスクトップアプリをインストールして使用してください
とのことです。
Amazon musicデスクトップアプリをインストールしましょう。
Amazonmusicデスクトップアプリで再生する
HD音質の高音質再生をするためにはAmazonmusicのデスクトップアプリが必要です。
Amazonmusic HD会員になればデスクトップアプリを開いた際にこのように
ULTRA HD対応の音源がずらりと表示されます。
(2019年10月時点ではULTRA HD(ハイレゾ96kHz以上)の楽曲は数えれるほど少ないですが)
ULTRA HD対応音源のみが高音質再生に対応している
対応楽曲を再生すると、楽曲タイトルの横に「ULTRA HD」と黄色のアイコンが表示されます。
このアイコンをクリックするとその音源(楽曲)のビットレートが表示されます。
この音源の場合、
音質 : 24bit / 48kHz
端末の性能: 24bit / 44.1kHz
現在 : 16bit / 44.1kHz
とい具合に表示されます。
この場合、
音質 : 24bit / 48kHzのところが音源そのものの音質になります。
再生にはハイレゾ対応DACが必要
一般的にハイレゾと言われる音源はサンプリングレート96kHz以上で収録された音源のことを言います。パソコンやスマホでハイレゾ音源を聞く場合、まず、パソコンなど端末側で受け取った音源データをアナログへ変換する工程があります。(自動でされてます)
端末性能の部分は再生するDAC(デジタルアナログ変換)の性能に依存します。
今回の再生の際にはLUXMAN DA-100という端末を使っているのでハイレゾに対応しているのですが、Windows側が制御するデジタルからアナログ信号へコンバートする設定が44.1kHz出力にしているため、DACへ44.1kHzで届いてしまう状態です。
この設定をWindows側でコントロールパネルからハードウェア設定で変更すればハイビットレートでのDACへのデータ転送が行えます。
ただし、過去に何度も書いてますが、ハイレゾ音源を96kHzなど再生したところで、44.1kHzと差を感じることは困難です。一般的には音量の上げ下げ程度の違いしか感じないものです。
感覚的な話になりますが、高音が強くなりすぎたり低音が強くなりすぎたり、接続するDACとアンプ、スピーカー次第でシステムが出す音質が「もっさりした音」や「カリカリな音」になりがちなので注意してください。
だから、
せっかく高い月額払っても、音の違いわからない(T_T)
なんてことになっても落ち込まなくて大丈夫です。
違いがわかる人間がいないのでノープロブレムです(笑)
では、
音質の制御
Amazonmusicの音質制御は通信するネット環境に依存します。
デフォルトでは自動になっています。
この自動設定によって
音質 : 24bit / 48kHz
のところを
現在 : 16bit / 44.1kHz
となるわけです。
本来24bitの音源なのに、ネット環境で16bitに落ちてるという感じでしょうか。
ハイレゾ音源とは
音質 : 24bit / 44.1kHz
これを超える数値の音源をハイレゾと呼んでいます。
音質 24bit / 96kHz
の楽曲があればそれはハイレゾ音源です。
ちなみに
音質 : 24bit / 48kHz
の音源はDVD並の音質と言われています。
Amazon music HDのではハイレゾ対応音源がどんどん増えています
ハイレゾ音源をパソコンで再生する場合
Amazonmusicプレイヤー(デスクトップアプリ)の加入者名(名前)の部分をクリックします
すると設定という項目があるのでここを開きます
プルダウンメニューの設定をひらき
詳細をクリックすると以下のメニューが表示されます。
音質設定はデフォルトで自動になっています。
これを
HD/Hi-Res に変更することでハイレゾ再生が可能になります。
ただし、
Amazonmusicのデスクトップアプリ自体はWindows側のデジタルアナログ信号変換部を変更することはできないので、このままハイレゾ音源を再生したところでCD並のビットレートでの再生となります。
多くの人はこの状態で「ハイレゾなんか違う~」と言ってる場合が多いのですが、実は今までと何ら変わってないわけです。
恥ずかしーキャッキャ♡
なので、
ほんと、ハイレゾなんてあんまり気にしなくてもいいというわけです。
Amazonmusicのベーシックなサービスでは音質にやや不満はあるものの、BGM程度なら無料の範囲で十分な楽曲数と音質があります。
とはいえ、
せっかくなのでいい音で聞きたいですよね♡
耳が肥えた人も世の中にはいます。
ポータブルアンプや高性能なDACを使うような人ならベーシックなAmazonmusic音源では不足を感じがちです。
そういう環境をお持ちの人なら、このAmazon music HDの音源はとても良い音質に感じやすいでしょう。
以下、Windowsの設定方法です。
Windows10 ハイレゾ出力設定
さきほど少し触れたように、ハイレゾ音源を再生するにはWindowsのコントロールパネルでサウンドコントロールの変更が必要です。
設定方法は以下の手順で変更できます。
コントロールパネルからシステムを選択
システムの中にあるサウンドを開き
サウンド画面にある右側のサウンドコントロールパネルをクリック
※画面右下のスピーカーマークを右クリックして「サウンドの設定を開く」でも同じ設定画面を表示可能です。
サウンド設定画面で現在使っているDACを選びます。
パソコン内蔵のサウンドカードなどでも同様に設定を進めます。
選択したDAC(サウンドカード)のデフォルトの設定は
2チャンネル 16ビット 44100Hz(CDをの音質)
となっています。
これをクリックしてプルダウンメニューを表示
このサンプリングレートとビットレートを選択します。
2チャンネル 24ビット 96000Hzの音質
これを選択します。
この選択をもって、やっとハイレゾと呼ばれるビットレートでの音楽再生が実現します。
Amazonmusicのプレイヤーでプロパティ(黄色いULTRA HDのアイコン)を見てみると
音質 :24bit / 96kHz
端末性能、現在の再生ビット深度などぜんぶ統一されます。
これでハイレゾ再生が実現されました!
どうですか?
いい音になりましたか?
私は40歳超えてるので耳では違いは判断できないのですが、
気持ちでは「いい音だなあ♡」と感じています。
それでいいんです。
違いのわかる男になっても何も得は有りません。
できれば、違いがわからないくらいのほうが女性ウケがよかったりするものです。
そういうものです
シラナイケド
ではでは
今は無料期間があるのでお試しでハイレゾ音源聞きたい人にもおすすめです
おまけ
Applemusicとの比較
あいかわらず、AmazonmusicはHDになっても音が小さいです。
小さいので音量上げればいい音に聞こえやすいものなのですが、いかんせんApplemusicと比べると音量不足を感じるので音質が劣ると感じる人が多いと思います。
HD音源もULTRA HD音源もiTunesの普通の音源より音が小さいので環境によっては音質がiTunesに劣ると感じる人も多いはずです。
本当はAmazonmusic HDののほうが高音質なんですけどね。。
このあたり、24bit 96kHZにすることで配信時のビットレート320kbpsや256kbpsの関係性を絡めて体系的にサービス側が説明をすることがありません。
つまりですね、
ハイレゾなんてごくごく一部の人にしか違いがわからない世界。
つまり、大半の人にとっては詐欺みたいなものなんです。
※普通の人間の耳なら音量の上げ下げで十分似たような変化は体感できます。
ハイレゾ市場なんて99.9%詐欺かステマですから信用する必要はありません。
自分がいい音だなと思えたらそれでいいんです。
なので、思いっきりハイレゾ市場に乗っちゃて
いい音気取りするのも自由です(笑)
そんな事言う40代の老害聴覚な私でも
ハイレゾ聞くと、やっぱ違うなあ、、と感じたりはします。
このユーミンのDOWN TOWN BOYなんかはAmazonmusicHDが音量小さいながらもミュートギターのカッティング音が生々しいので「ゾクッ♡」
としちゃいます。
曲によってはやっぱハイレゾはすごいなと感じる部分もありますよ。
とにかく
音量上げればいい音に聞こえるというのがオーティオの不思議です。
あんまり高音質にこだわらない人も一度試してみて、よくわからんかったら音量上げましょう(笑)
あくまでもお試しですね