テレビアンテナ(同軸ケーブル)からFMラジオの電波を受信すると周波数が違う事例(JCOMケーブルテレビが入ったマンション)

最近、ラジオチューナーを使ってラジオの音声を楽しんでいます。

鉄筋マンションでFMラジオの室内アンテナが受信悪く、テレビアンテナの同軸ケーブルでラジオの75Ωの端子へアンテナ入力してみました。

すると、雑音、ノイズが無い、非常にクリアなサウンドになりました。

スポンサーリンク

FMラジオを室内のテレビアンテナ端子から受信する方法

マンションなど建物がケーブルテレビと契約してる場合は

壁にあるテレビアンテナ端子(同軸ケーブル)からFMラジオ放送を受信できます。

うちの場合、壁の端子からオーディオラックまで距離があるので

途中でビデオデッキに入力し

ビデオデッキのテレビ出力からラジオチューナーへ分配しています。

 

(壁からチューナー直結と同じですが、直結の場合は受信チャンネルがより多くなっていました。途中に機器を中継すると若干受信電波が弱くなるようです)

テレビなどと同時接続する場合は分配器を使えばOK

分波器(地デジと衛星放送分ける機器)とは違うものなので注意(この場合は分配器が必要)

※分波器はこういうものです。

 

チューナーの75Ω UNBAL(アンバランス)端子へ入力

普通はこれで非常に安定したFMラジオの受信が可能となります。

 

しかし、うちのマンションは建物全体のアンテナをJCOMによって管理されている。(とJCOM営業マンが来たときに聞いた)

 

注意)

地デジアンテナではFMラジオは受信できない

戸建ての場合など
地上アナログ放送の時代のVHFアンテナがあれば、そちらからFM電波を受信することができます。しかしほとんどは地上デジタル用のアンテナ(UFHアンテナ)になってるので、その場合はテレビアンテナの同軸ケーブル差込口からFMラジオを受信することはできません。

 

JCOMが導入された住宅の場合 周波数が違う

実際に繋いでみたところ、うちの建物では一般的な周波数と違う周波数でFMラジオの電波を受信してしまいます。

 

ケーブルテレビ局が建物の回線を管理しているせいか、同軸ケーブルで繋ぐことでラジオの音声が非常にキレイに受信できるものの、ラジオチューナーのディスプレイに表示される周波数の数値が一般的な周波数とは異なります

 

たとえば

FM802は周波数80.2なのに同軸ケーブルでケーブルテレビ設定の周波数へ変更され84.4と表示されます。

 

以下、周波数書き換えの一覧です。

大阪のFMラジオ局の周波数変更チャンネル一覧

前述のような環境(ケーブルテレビ配下の同軸ケーブルアンテナ経由)でのFMラジオ受信はケーブルテレビが設定した独自の周波数でラジオ電波が届けられている様子。

 

チューナーにて周波数をキャッチしてみました。

使ってるオートサーチのラジオチューナーでキャッチした周波数は以下のようになります。

  • 79.5 → 76.5 FMcocolo
  • 80.9 → 88.1 NHK FM
  • 81.7 → 89.9 Kobe KissFM
  • 82.5 → 85.1 FM Osaka
  • 83.5 → 89.4 Kyoto αステーション
  • 84.4 → 80.2 FM802

大阪市南部(この建物の場合)このようになってます。

 

デッキでは以下のようになってます。

※表示される数値がケーブルテレビ局経由のラジオ周波数のようです。

79.5 → 76.5 FMcocolo

 

80.9 → 88.1 NHK FM

 

81.7 → 89.9 Kobe KissFM

 

82.5 → 89.9 FM Osaka

 

83.5 → 89.4 Kyoto αステーション

 

84.4 → 80.2 FM802

 

※FM大阪とKissFMが時間帯によって同じ番組を放送してるので、どの周波数がどのチャンネルなのか?確認ちゃんとできてないかもです。

ややこしい

手動で周波数を合わすには

ダイヤル式のラジオの場合などは手動で電波をキャッチできる周波数を探す必要があります。

先日、別のチューナーで同軸ケーブルをFMアンテナとして使い、

普通に周波数を76.5に設定してもザザーっとノイズが聞こえるだけ。

 

このラジオは同軸ケーブルが使えないのかな?と思いましたが

うちの建物では手動設定でも上記のような周波数に設定しないといけないということでした。

 

地域が違ったりエリアが違ったり、建物が違い加入しているケーブルテレビ局が違えば周波数は上記と異なるようです。

 

ラジオ買って同軸ケーブルでFMアンテナ繋いだけどノイズしか出ない!

と焦ってる方は、一度、チューニングで受信できる周波数をぐるりと一周回してチャンネルを探すしかないです。

音がしっかり出てるところ(周波数)でその建物でのチャンネルを音声受信を確認できるので、それがその建物で受けれる同軸ケーブル経由のFMラジオ周波数となります。

ややこしいですね^^;

 

使用しているラジオチューナー

YAMAHA TX-492

ヤマハTX-492~テレビアンテナ経由でFMラジオを高音質で楽しむ
ラジオチューナーを買い替えました。 Apple Musicをいい音で聞ける環境を、、とオーディオ機器をいろいろ試して それはそれで落ち着いたのですが、 Apple Musicは自分で音楽探したりレコメンドでいろんな楽曲が聞けるので良いですが...

困ったなと思ったら

中古で買ったラジオチューナーが故障してるのかな?

と個体を疑いましたが、

あまりにもキレイに音声が聞こえるので原因はケーブルテレビ局にあると判断。

 

※ラジオの基盤でハンダクラックを探したりしてみたが異常なしと判断

 

ケーブルテレビ局とFM周波数

うちはJCOMには加入していませんが(電話回線経由のVDSLソフトバンク光)、建物全体がJCOM管理になっているらしく、NTT光ファイバー工事もできないという条件があったりして困ってます。

同様にケーブルテレビ局に工事された建物では同軸ケーブルからのラジオ番組視聴に際しては、ケーブル局が用意した専用チューナーを使うことで各種サービスを視聴できるという条件になってると思います。集合住宅(マンション)でも戸建て住宅でも同じはず。

専用チューナー(ケーブルテレビ局が強制的に設置するやつ)を経由せずに壁から同軸ケーブルをラジオチューナーに接続すると上記のような周波数が変わった数値になるようです。

 

 

ということで

FMラジオを同軸ケーブルで繋いでみて

あれ?おかしいな?

今までT字の室内アンテナでは受信できていたNHKFMが

同軸ケーブル接続にした途端、受信できないぞ?

とか異変を感じたらケーブルテレビ局を疑いましょう。