フルレンジが欲しくて2ウェイスピーカーを1ウェイに変えてみたらどうなるのか?B&W CM5で試したが

狭い我が家で使えるコンパクトスピーカーで

 

  • できるだけダイナミックレンジがあって
  • ボーカルや弦楽器の音が前面に押し出してくる

 

そんなスピーカーをイメージすると

やっぱりFOSTEXのフルレンジスピーカーがほしい。

 

でも今は買う余裕ないし^^;

 

じゃあ、手持ちの2ウェイスピーカーで
ツイーターを切って
フルレンジにしたらどうなのか?

 

ということで

手持ちのB&W CM5というスピーカーで

ツイーターを切って16センチのフルレンジ一発に変えてみよう!

 

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B&W CM5をフルレンジ化

 

とりあえず

スピーカーの端子につながるネットワークをはずして

ウーファー部に直接アンプからケーブルつなぐだけ

 

だけど

分解がちょっと面倒

 

まずはツイーターに養生^^

そして、六角レンチでユニット外周の飾りを外していく

 

 

外周の飾りが外れたら

ユニットを外す

 

このユニット、

思ったより重いので

ガリっ!!とずり落ちて

エンクロージャーキズだらけになるので

要注意。。

 

 

なんとかうまく手を忍ばせ

ユニット外し成功

 

 

 

エンクロージャーの中は

キツキツに埋め込まれた消音材?吸音材

密閉型のYAMAHAの1000Mに負けないくらい吸音材が入ってます。

 

これがこのスピーカーのキモになっていることを

このあと知ることに。。。^^;

 

 

 

とりあえず

折りたたんでぎっしり押し込まれた

吸音材を取り外す

 

 

 

ユニット真後ろの吸音材をはずすと

エンクロージャーの背面に取り付けられているネットワークが見える

ドイツのムンドルフ社製の高級コイルと抵抗がくっついてた

 

 

 

このネットワークを外したいので

後ろのターミナル部分をまるごと外す

 

 

ネジ6本をプラスドライバーで外した

ネジの頭見るとプラスではなく、★っぽい変な形状だけど

なんとかなめずに外れた

 

 

 

ネットワーク部分に

ごっつ重たいネットワークがくっついて

 

 

引きずり出すのにちょい苦労

知恵の輪ぽい?

まっすぐ引き出せば取れました、、

 

 

いや。取れない^^;

 

 

 

どうやら

ツイーターにつながる内部ケーブルが

ハンダで固定されてるようで、、

 

このままネットワークを引っ張り出すことが出来ない。

 

 

 

どうしたものか??

 

としばらく悩んだが

ハンダはずしてまで試すことでもないやろ。。

 

ということで

 

 

めっちゃ雑につないでみることに

 

 

 

とりあえず

アンプから伸びるスピーカーケーブルを

このウーファーの端子に取り付ける

 

2ウェイなので

この16センチユニットをウーファーと呼んでるが

あとでとんでもないことを知ることに。。

 

 

 

とりあえず

スピーカーから着てるスピーカーケーブルを

バスレフダクトから通して

16センチユニットに直接つないだ

 

 

反対側も

同じように

 

バスレフダクトからスピーカーケーブルつなぐ

 

 

 

視聴して驚きの音質

さて

役割のないツイーターを隠したまま^^;

 

音質のチェックをしてみました

 

 

 

 

NILSのアコースティックライブ

Keith Don’t Goを鳴らすと

 

 

 

 

 

 

ぐおおーー!

いつものCM5の曇ったような音とは違い

晴れ渡るカリフォルニアサウンドのような

いや、

小型のフルレンジスピーカーがギャンギャン鳴るような

 

なんかいい感じで

アコースティックギターをピックでこする音が際立つ

 

 

ええ感じやな、、、

 

と思ったのもの束の間

 

 

2ウェイのウーファーだけ鳴らすと音はどうなる?

 

みなさんは

このように

2ウェイスピーカーのウーファー側だけ鳴らすと

その音はどんなふうに変わると思いますか?

 

 

「ツイータ切ってるんやから、当然高音弱って曇った音になるやろ」

 

ツイータ鳴ってないぶん、低音強めなサウンドになるんちゃうの?

 

みたいに思いませんか?

 

僕もそう思ってましたが。。。

 

実際はエグいくらい高音寄りな音になります。

 

 

なんやこれ??

 

高音キツすぎないか?

 

 

 

仕方なくサブウーファーを鳴らします。

 

 

 

低域20Hzから出るYAMAHAの300サブウーファーです

120Hzから40Hzまでハイパス・フィルターをかけれるのですが

 

一番上の120Hzにして

ボリューム半分以上あげても

 

高音キツすぎるのが治らない!

 

 

高音がシャリシャリするような

音のボディがなく輪郭だけがキツすぎるような

 

言葉で表すには辛いけど

 

オーディオ的にいうと

 

弱めなウーファー(30センチ程度)に

高能率なホーンスピーカーをツイーターとして割り当てたような。。

 

そんな音です

 

CM5のフルレンジ化は不可能

2ウェイスピーカーのウーファー側なので

イメージとしては低音が強いんだろうな。。

 

なんて思ってしまいがちですが

こういった2ウェイスピーカーの場合、

低音を担うユニットはフルレンジとして使うにはバランスの悪い周波数特性を持っているのかもしれません。

FOSTEXみたいに最初からフルレンジ一発で鳴らす前提の設計ではなく

高音をネットワークで調整して、

低音から中高音をフラットにすることでスピーカー全体のバランスをとっている。

 

しかも世界最高峰のスピーカーメーカーB&Wの完成スピーカーについてるユニットです。

完成状態を崩すことで

えげつないほど暴れるユニット

 

JBLのホーンより能率高いかもしれない

と思えるほど強烈な広域のハイあがりな音質。

 

そりゃこのユニットは

同メーカーのノーチラスとか

トールボーイとかで高音を担うユニットと同じケブラーコーンスピーカーです。

フェイズプラグで逆位相をバランスさせながら

強大な低音ユニットと組わせて広域を担うユニットです。

 

単体で鳴らしたらそりゃ高音きつくなるはずだ。。^^;

 

 

周波数は

200~500Hzは左下がりで音圧が弱く

2KHz~8KHzあたりが非常に音圧が高くなるような鳴り方でした。

 

803Dとか

このユニットが高域担当している高級スピーカーでは

超低能率なウーファーユニット×2とか3使って

この16センチユニットがツイーターみたいな

高域担当のスコーカー的役割で

上のちょんまげみたいなのは

超高域をサポートするツイーターという感じなんでしょうね。

 

ということで

まとめ

まともなネットワークが入った2ウェイスピーカーで

メインのユニットを単体で鳴らそうとすると

非常にバランスの悪い音質になる。

 

とてもじゃないけど

フルレンジスピーカーとしては使えない

 

ということがわかりました。

 

2ウェイで

低音がわのユニットを「ウーファー」と呼ぶのやめましょうね^^;

ぜんぜんウーファーじゃないわ(笑)

 

頑張って

もとに戻していきます^^;

 

あと、最近AmazonでFOSTEXのユニットもエンクロージャーも

1個ずつしか買えないので困ってます。。

コロナ収束するまでペアで買えないんでしょうね。。辛い

 

もっと元気な音のスピーカー買い替えたい

ドナドナしたけど

これ買い戻したいな。。