中華製フルレンジ10cmネオジムマグネットのすごいスピーカーユニットのレビュー

先日入手したFOSTEXのエンクロージャーE102B

FOSTEX E102BのレビューかんすぴP1000Kユニット箱替え~かんすぴ低音強化で部屋のBGM用スピーカーへ
前回のネットワークによるかんすぴ低音強化のつづきで 今回は手軽に入手できるエンクロージャーの大型化による低音強化です。 P1000Kを部屋のBGM用スピーカーにしたいので かんすぴ独特の高音キツめな音質を変えたいという感じの話です。 かんす...

これ、我が家では丁度いいサイズなので

なんとかこのサイズのエンクロージャーに合うスピーカーユニットを見つけたい

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FOSTEXのユニットは耳が痛い

FOSTEXのフルレンジユニットは

6リットル程度の

コンパクトなエンクロージャーで鳴らすには

ハイ上がりすぎて耳が痛い。

 

FOSTEXは低音出ないから

というか高音がよく出るからか

バランスがいまひとつ、、

 

もうすこし低音と高音のバランス取れたフルレンジユニットを探すと

パークオーディオとか良い製品はある。

しかし、価格がけっこうする

 

ということで

そんなパークオーディオとか

コイズミ無線でけっこうな高額で売ってる

高級ユニットと同等かそれ以上?のユニットが

中国Aliexpress

ペア4000円~5000円程度で購入できる

という今の世の中です。

かんすぴ改造10cmのP1000-Eをユニット交換して高音から低音まで再生レンジ増強Ghxampネオジム磁石のスピーカー
FOSTEXのかんすぴが好きです 断捨離で2度、手放したかんすぴ 何度手放してもまた買ってしまう悲しさ。 かんすぴ10センチが好き かんすぴP1000-Eの見た目と音質がとても好みなんですよね(笑) そんな大好きなかんすぴ10cmキットです...

 

安くて良い音を求めて

10センチフルレンジユニットをチョイス

ブラウザの日本語翻訳を使えば簡単に買えます^^

超強力ネオジムマグネットのフルレンジユニット

購入したのは10センチのユニット

英語圏では4インチとされるサイズです。

 

スペック

Foが61Hz

能率87db(おそらく1KHz/2.83mだと思う)

QTS=0.92

とだいぶ低音出そうな仕様です。

英語のスペック表記を貼っておきます。

2pcs/lot Sounderlink Audio Labs Top end 4 inch Full Range Speaker tweeter unit sets with Aluminum Bullet 2 Layer kapton Con
MODEL NO:DQ40TZF-02

  • Impedance:4Ohm/8Ohm
  • Rated Power:12W
  • Power range:5-15W
  • (Fo):61Hz
  • frequency response:72.3Hz-18.5KHz
  • sensitivity:87dB
  • Q: 0.92QTS
  • voice Coil:25 MM
  • Recomend volume: 4-5L

2個/ロットSounderlinkAudio Labsトップエンド4インチフルレンジスピーカーツイーターユニットセット、アルミニウム弾丸2層カプトンコン
モデル番号:DQ40TZF-02

  • インピーダンス:4オーム/ 8オーム
  • 定格電力:12W
  • 電力範囲:5〜15W
  • (Fo):61Hz
  • 周波数応答:72.3Hz-18.5KHz
  • 感度:87dB
  • Q:0.92QTS
  • ボイスコイル:25 MM
  • 推奨量:4-5L

 

商品説明の訳

吊り下げタイプのゴムエッジで低音は布や革のエッジよりも深く低域への伸びを体感。

パルプコーンは中高音周波数で透明感があります。

ボーカルでは非常にクリアで明瞭なサウンド。デスクトップHi-Fi、ブックシェルフスピーカーのメインユニットとして推奨できるユニットです。

スタイリッシュなダブルコーンによる外観、センターには位相差を正確にコントロールするフェイズプラグを装備。

推奨パワーアンプは15W×2

ネオジムマグネットによるスピーカーのコントロールパワーがあるため真空管アンプでも簡単にドライブできる高効率スピーカーです。

周波数特性

Aliexpressで売ってるさまざまなスピーカーユニットで

音響室で測定したデータが記載されてる。

しっかりした音響室とかの写真も載ってるので

金のある国はすごいな、、と実感。

 

たぶんちゃんと測定してるはずです。

世界の名だたる有名メーカーのスピーカーも

ユニットは90%以上は中国製でしょ?

となれば

中国製ユニットは世界最高峰ということですね。

ユニットの諸元

FOSTEX10センチのネジ穴よりも直径で15mmほど小さい

そのため、FOSTEXユニットと入れ替えするならエンクロージャーには別途穴あけが必要

 

 

で、

届きました

完に草冠、音

完音 カノン?かな

Aliexpressで購入 レビュー

最近はオーディオ機器というか、

オーディオパーツはほぼ中国輸入で購入している

 

中国Aliexpress

注文から手元に届くまで3週間程度かかるが

慣れてくればそういうもんだと思えたりもする。

最近はコロナのわりに早い

 

注文したのは8オームのもの

梱包は至ってシンプル

シンプルでありながらも必要最低限

壊れずに輸入できるならそれで問題ない

安いので助かります。

外観

美しいステンレス削り出しのフェイズプラグ

これ某メーカーのOEMだったりするのか

いや、メーカー品で

ネオジムマグネットのユニットなんて

いったい何万円するんだ??

と思いたくなるほど

とても高級なユニットです。

(実際、JBLとかネオジムマグネットのユニットはめっちゃ高額ですよね^^;)

KANON?

カノンと読むのかな?

バックにはロゴシールに記載

マグネット部がとても小さい

昔のアルニコマグネットを使ったスピーカーのよう

ネオジムはアルニコのように強力なマグネットです

なので

マグネットがとても小さいため

ヨーク(マグネットを包む金属殻)も非常に小さいので作れるのか

 

見た目かっこいいし

マグネットが小さいことで

エンクロージャー内部の空気容量稼げるよね

ファストン端子付属なので

FOSTEXのエンクロージャーにそのまま付け替えOKです

エンクロージャーに装着

うーん

わかってはいたが

木ネジの穴の位置が合わない

もともとついていた

FOSTEX FE103Enのネジ穴から

約7mm程度ずれてる

 

というか

コイズミ無線とかAliexpressで他の製品みてると

FOSTEXの穴の位置が世界基準と比べるとおかしい

とりあえず、

音の試し聞きのため

養生テープで固定した。

 

だいたいの雰囲気で音チェック^^;

実は、穴の位置が

FOSTEXの10センチとマッチしそうなユニットを別途発注した

かんすぴ改造10cmのP1000-Eをユニット交換して高音から低音まで再生レンジ増強Ghxampネオジム磁石のスピーカー
FOSTEXのかんすぴが好きです 断捨離で2度、手放したかんすぴ 何度手放してもまた買ってしまう悲しさ。 かんすぴ10センチが好き かんすぴP1000-Eの見た目と音質がとても好みなんですよね(笑) そんな大好きなかんすぴ10cmキットです...

 

こちらは同等の周波数特性なので、このユニットがいい感じなら

あとで届くユニットを木ネジで固定して使いたい。

見た目はブサイクだが

とりあえずの音質はわかるレベルです^^;

音質レビュー

音質は予想通りフラットな感じです。

 

低音はしっかり100Hz以下が聞こえる感じで

高域も10KHzは出てるなとわかりやすい印象

しかし、中高域に関して言えば

どこか音の厚みに欠けるような

 

FOSTEXのユニットと聴き比べすると

FOSTEXはやたら高音が強い

 

こちらのユニットは高音もちゃんと出てるが

低音が圧倒的にFOSTEXより出てるので

どうしても中高域(500Hz。1KHz~2KHz、2KHz~4KHz)あたり?が

少し控えめな印象を受ける。

 

あと、能率はデータ上87dbとあるが

同じアンプでABスピーカー切り替えしてると

能率89dbのJBL LE-8T(フルレンジ)よりも音圧が半分以下になるくらい

音量は3dbで2倍になる数値単位

と考えると

この10センチフルレンジはもっと能率低い印象がある

まあアンプの音量上げればいくらでもカバーできるが

フルレンジにしてはかなり能率低いと感じる。

良い点、気になる点を合わせて

このユニットの評価を一言でいうと

フルレンジなのに

出来の良い2ウェイスピーカーみたいな音質

という感じです。

 

かなりできの良い2ウェイスピーカーの音です。

金属的な超高音域の音もそれなりに再生

ドラムの音は軽く乾いた感じ

ボーカルは前に出るというよりしっかり分離して聞こえる

低音の量感はサイズなりだが

超低音まで楽器音の再生は出来ている。

音像定位は非常に良い

 

こういうバランスよくダイナミックレンジが広いスピーカーは

聞く人によってはつまらない音と言われるかもしれない。

 

フルレンジユニットだと

中音域の音がかぶることが多いが

このユニットの場合は

中音域の音が重なりすぎないのが良い点とも言える。

 

小さいフルレンジで低音を強めることで全体バランスが取れたのか?

とても真面目なモニタースピーカーみたいな音のようにも感じる。

 

これはメーカーの推奨エンクロージャーサイズ4リットルに対して

使用してるエンクロージャーが6リットルとやや大きめなのと

FOSTEX E102Bのバスレフ設定が90Hzになってることの影響かもしれない。

 

ユニットは60Hzくらいまで余裕で再生してる

エンクロージャーの90Hzバスレフポートとのマッチングがいいのか悪いのか?

組み合わせた周波数特性はこんな感じ

あくまでも

125Hz周辺が定在波で異様に盛り上がりやすい我が家の部屋での測定結果です。

パソコンのファンノイズなど、常時環境ノイズがある部屋で

非常にフラットで低域から超広域までワイドレンジな周波数特性になってます。

ちなみに周波数測定はこの動画を使って

20Hz~20KHzをiPhoneアプリで計測してます。

 

500Hzと600Hzちょい上が落ち込んでるので

このあたりはユニットの特性なのかもしれない。

 

これの影響でボーカルとカッティングギターなどが

前に出過ぎるFOSTEXの特徴とは違い

ボーカルだけ微妙に前にでつつも

同等の周波数を持つディストーションの効いたカッティングギターの音なんかが

うまく分離して聞こえやすい

そんな感じ。

 

どんな音楽も卒なくこなすスピーカー

こういうのとか音量上げて聴くとめちゃ良い音に聞こえます。

created by Rinker
コロムビアミュージックエンタテインメント

まとめ

なんだかできの良いユニットです。

過去に使ったフルレンジユニットでは

パークオーディオの13cmウッドコーンスピーカーDCU-F131W

これに匹敵するくらいバランスの良い音質です。

 

ユニットにはそれぞれ個性がありますが

このユニットはとにかくバランスがいい

 

ネオジムマグネットがいいのか

ダブルコーンがいいのか

フェイズプラグがいいのか

 

音の分離もいい

10センチなのにダイナミックレンジが広い

いいスピーカーユニットです。(箱もいい)

 

見た目もいいです^^

 

コンパクトなブックシェルフスピーカーを自作するなら

もはや高額な有名メーカーユニットよりも

中国で大量にOEMで排出される中で生き残ってるこういうユニット使う方が

狙った音、バランスのとれた音が出しやすい場合もありそうです。

 

Aliexpressで8センチとか小さいのから12インチとか大きいサイズまで

いろんな高性能スピーカーユニット買えるので便利な時代ですね。

 

もうひとつの10センチはこちら

かんすぴ改造10cmのP1000-Eをユニット交換して高音から低音まで再生レンジ増強Ghxampネオジム磁石のスピーカー
FOSTEXのかんすぴが好きです 断捨離で2度、手放したかんすぴ 何度手放してもまた買ってしまう悲しさ。 かんすぴ10センチが好き かんすぴP1000-Eの見た目と音質がとても好みなんですよね(笑) そんな大好きなかんすぴ10cmキットです...

 

こういう完成品も買えますしね

B&Wのミニチュア版?802Diamondみたいな中国製スピーカーや自作スピーカーパーツが安いAliexpressでの注文方法
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安くても高性能な製品を体感すると

国産メーカーとの価格差がなんとも言い難いですね。