JBLの4312の白いウーファーがあまり白くないので塗装しなおすために一度分解してダンピング材も塗り直そうという計画でいろいろやってみた。
※
※接着剤塗るのは絶対に真似しないでくださいね。
やる場合は自己責任で。。
まずはプラスドライバーでウーファーユニット2213Hを取り外す。
4312Dより前のモデルは4本ビス止めなのですぐはずせる
古いダンピング材が固着してエッジの動きが悪くなるとか聞いたのでとりあえず白い塗装もダンピング材も含めて全部はがす。ペイント薄め液を買ってしまったけど、本当はこれではダメ。
シンナーのうすめ液じゃないとちゃんと剥がせない。一応これでもそこそこ溶かせるのでやむを得ずこれで全部塗り物をはがしていく。
全部はがすので雑にうすめ液を塗りまくる
振動板部分にも塗り塗り
10年以上いろんな人のもとで使われてたせいか、白い塗装はほぼ残ってない感じ
うすめ液では何も取れなかった。
ただただ塗っただけなので乾くのを待つ
エッジのダンピング材は裏面にも古いものが付着してるのでうすめ液で可能な限り柔らかくする
表からも再度塗りこむ
古いダンピング材がとれてエッジがスムーズに動くようになった。
振動板を押したりひいたりして動きをチェック
乾くのに数分待つので
ペアのもう一方もエンクロージャーに固定したままうすめ液を塗りまくっておく。
ダンピング材を溶かして筆で自然に削りとったあとの状態。
布エッジの隙間がよく見える。
このまま使ってもいいけどバスレフ型なのでエッジから空気が抜けにくいようにしたほうがいいと思うので後ほどNEWダンピング材を塗る。
うすめ液での古いダンピング材除去の乾きを待つ間
エンクロージャーの中をしっかりと清掃&メンテ
大阪市内では見かけない植物の葉があったので念入りに清掃
エッジもスパイダーも健康状態は良い。
この2213Hというユニットはなかなか耐久性がありそうでGood
うすめ液が浸透して古いダンピング材のカスなんかも簡単にとれるようになってきた。
ついでにスコーカー104Hの表面に塗られているダンプ剤も除去しておく。
ここは難しそうだけど失敗したらオクで104H入手できるから最悪、交換するつもりで塗りまくる。
新しいダンプ剤をうすめ液で少し薄めて(1:1くらい)エッジへ塗りこむ作業開始
専用のダンプ剤も入手したけど、今回はあえて弾力性重視&密封性重視でセメダインXを塗布することにした。
そのままでもいいけど薄めたほうが塗りやすかった。
どうせ乾けば同じなのでよしとする
プリーツエッジなので塗りやすいけど山と谷があるので谷にダンプ剤が残る感じ
もう一方のスコーカーもホコリとってダンプ剤溶かし(うすめ液)を塗りこむ
先にうすめ液ぬったほうの古い表面塗装が剥がれだした
剥がすの失敗
これはやらないほうがよかった。
あとで対策考えるとして。。
新しいダンプ剤を塗りこんだ2213Hのエッジを早く乾かす
早くしないと谷の部分にダンプ剤が沈み込むのでドライヤー使うほうがいい。
ドライヤー乾燥である程度ダンプ剤を乾かしてから自然乾燥
その間にエンクロージャー内部の問題点を改善
バスレフポートに少しだけ吸音材が巻かれてるけど、他社製品みたいにここもできるだけ音の反射させないよう吸音材を巻きつけてみる。
クロスオーバー周辺はいたって綺麗なので放置
エンクロージャー内の吸音材が位置ずれしてたので移動させて、対面で吸音材が無いエリアに一部新しい吸音材を追加しておく。
バスレフから出る音に中高音が混ざりすぎてるせいで音が軽く聞こえる特性がある4312系には効果的な対策だと思う。
バスレフポートに吸音材を追加。
ついでにスコーカーのバックチャンバー内にも中高音を吸収する吸音材を追加しておいた。
弾力性があるセメダインXを使ってバスレフポートの密閉性を高める。
バスレフポート装着完了。
この周辺でデフォルトで発生していた逆位相の音なんかがうまく消えるといいんだけど。。
とりあえず余計な中高音が出てくるのは多少減らせた。
現在のオーディオ環境をいじるのに大活躍のRYOBI CDD1020Amazonで一番人気の商品。
一連の旧ダンプ剤除去作業が終わり乾燥も終了。
時間にして1時間程度。
次はスピーカーコーン紙専用の着色剤(白)を塗りこむ。
ネットでコーン紙着色剤と検索すればファンテックのサイトが見つかります。
発注後1~2日で届く。
雑にぬってみた。
はみ出したところは乾きかけのタイミングで爪楊枝なんかで削ったり綿棒で拭き取るなどしてみたが。。
塗り絵とか苦手なもんで、
仕上がりは非常に汚くなった。
本来黒い部分にまで白い塗装が。。
エッジには白いカスがたくさん、
ダンプ剤のカスなのか塗装なのかすらわからない状態。
まあ、これは計算ずくなので問題なし。
ダンプ剤の上から黒い塗装をする予定なので雑に塗っても問題なし。
塗料の量を考えてもユニットのF0が悪くなるほどではないので気にしない。
それよりもエッジの空気抜けを防ぎ新しい弾力性のあるダンプ剤(今回はセメダインXを使用)によるエッジの速い反応によって30センチユニットとは思えないほどのスピード感のある低音が楽しめるようになってる。
数日放置して完全に乾燥させてから白と黒、ツヤ感を別塗装でしっかり出そうと思う。
音のチェックへ
手持ちの大、中、小のスピーカーを使って音量の大小における周波数のチェック
後ろに壁がないエリアへ設置してより自然は発音周波数チェック
この部屋でどういう音になるか?をひたすら繰り返す。
低音の量、スピード感とも以前より落ちた感じは無いので合格。
どちらかといえばより低音の涼感がましたようにも感じるが、このへんはプラシーボ的なものだと思うので「良くなった」と思い込むことで幸福感を維持しようと思う。
定位置へ戻す
AV鑑賞&トリオJAZZセット環境
TEACのDACUD-501とソフトンパワーアンプModel8(真空管300B)による超高解像DAC&暖色クリア音質アンプによるYoutube再生やトリオJAZZなんかをメインに聴きやすい手軽に使えるサブ環境が完成。
クリスチャン・マクブライドのウッドベースが綺麗に輪郭をもった音でいい感じに鳴り響く。
Hulu,Youtubeをたまに高音質で聴くための環境にジャストフィットの4312BMK2。
Bluetooth接続でiPadなどからiTunesで曲流してエレコムのレシーバーでアンプに繋いでたけど、Bluetoothのデータ落ちが許せないのでレシーバーからオプティカルで良質なDACへ送りアップコンバートしてアンプへ出力という流れになっている。
メインシステムのヤマハCD-301N同様バーブラウン1894のDACを使ってるためティアックもかなり高音質。アップコンバートしてくれるのでBluetoothでも44.1Khzでかなり低音から高音まで情報量が増える。
ピュアオーディで組んだメインシステムに勝るとも劣らない音響空間がテレビ前に完成した。
テレビ経由のオプティカルだと48KHzになりMacBook Pro経由だとPCM384KHzで再生してくれるのでもはやiTunesのほうがSACDなんかより高音質といえる環境になってる。
TEAC UD-501はかなりのスグレモノ。
出力段よりも音源に近い上流を高品質なものにするほうが部屋で聞く音質は圧倒的によくなる。
UD-501から300B真空管アンプへのDA出力を受け止める30センチウーファーユニット搭載の4312BMK2はもはや軽い出音とは言えない美音系の音に近い鳴り方をする。
それでいてもともと持ってるウッドベースやボーカルの輪郭を押し出す感じがあるので普通にテレビ見ててもいい音で聞ける。AVアンプみたいに音像定位がめちゃくちゃになることもなく、センタースピーカーなんか無くてもテレビ出演者の声がしっかりと定位しながらバッチリ聞こえる状態になった。
素晴らしいセッティング。
テレビ内蔵のYoutube(デジタル)→オプティカルケーブル→UD-501で192Khzへアップコンバート→ソフトン真空管アンプ→JBL4312BMK2という流れ。
300Bアンプなんで低音も小音量でしっかりと鳴る。30センチユニットなので映画で重低音もかなり響く。
サブウーファーもセンタースピーカーも不要のAV環境。
Youtubeで好きなアーティスト名検索するとけっこう出てくるのでこういうのも楽しんでいこうと思う。
ダンピング剤って液化ゴムなんですね。。
知らんかったです。。