JISキーボードしか使ったことがない僕が最近はUSキーボードしか選びたくない。
そう思うようになった理由はただひとつ。
ブラインドタッチをするようになったからです。
ブラインドタッチで日本語入力するなら以下のような利便性を感じています。
- バックスペースキーが大きいUSキーボードは便利
- エンターキーが小指近くまで伸びるUSキーボードは文章変換に有利
- スペースキーが両手親指で届きやすいUSキーボードは漢字変換が自然
キーボードの使いやすさについて
20年以上、ずっと手元見ながらタイピングしてきた僕が思うそれぞれのキーボードの違い。
- ブラインドタッチをしないのであればJISが便利かも
- ブラインドタッチをするならUSが便利
僕の中ではこの2極化した理由で使い分ければいいかなと感じています。
JISキーボードとUSキーボードの比較
JISとUSで使い分けた際、大きく違いを感じるのは3つです。
- 「スペースキー」の大きさ
- 「エンターキー」の縦長or横長の違い
- 「バックスペースキー」の大きさの違い
この3つが最も大きな違いです。
そしてこの違いがブラインドタッチでブログ書いたり文章書いたりするシーンでは作業効率に大きな影響が出やすいと感じています。
US配列はプログラミングする人にも人気があるようですが、それについては細かな理由は存じません。ただ、シングルクォーテーション、クォーテーションやカッコ記号などプログラミングでよく使う記号が小指でワンタッチなのでプログラマーにUSでキーボードが愛される理屈はなんとなくわかります。
個人的には「日本語でブログ書く際にUSキーボードは使い勝手がいい」と感じているだけです。
スペースキーの大きさの違いについて
僕はJISキーボードで文字入力を行う際、スペースキーで漢字変換する癖がついてます。
子供の頃、初めてプログラミングをしたパソコン(マイコン)がこのキー配列だった影響があるのかも知れません。とにかく「スペースキー」が「スペースバー」と言われるほど長いものであるほうが使いやすいと感じます。
これとは関係はないはずですが、僕はJISキーボードで文字入力を行う際、スペースキーで漢字変換する癖がついてます。
そのため、JISキーボードでありちな「小さいスペースキー」はブラインドタッチ時には非常に打ちにくい。ホームポジションが崩れるうえに、間違えて両隣の「かな」「変換、無変換」キーを叩きそうになります。
「無変換」とか「変換」は何のためにあるキーなのか?
すら知らないし、僕にとっては知らなくても問題のない「無用なキー」です。
無変換キー、変換キー、カタカナ、ひらがなキー
これの使い方知らずに10年以上パソコン使ってます。変換をスペースキーで行う人間にとって、このスペースキーの横にある3つのキーが邪魔で仕方がない。
一方USキーボードはスペースキーが大きい。
スペースキーが大きいから文章の変換がしやすい。
ブラインドタッチで必要になるホームポジション。キーボード上に両手を構えた際、右手の親指と左手の親指それぞれがスペースキーの上へ自然とポジショニング出来ます。
これの何がいいのかと言うと、漢字変換を行う際、右手でも左手でも自然に変換できる姿勢になるためスペースキー(変換キー)が両手親指で打ちやすい位置にあることは非常に自然でわかりやすいです。
まずミスしない。
スペースキーが大きいせいか?アルファベットキーの配列も中心がわかりやすい配列になってるので使いやすいキーボードだと感じる製品が多い。
エンターキーの縦長or横長の違いについて
JIS配列キーボードの場合、この画像のように縦長で大きめのエンターキーであることが多いはずです。ノートPCでもデスクトップ用キーボードでも縦長になってるはずです。
これは、英語圏のタイピングとは違って、「ひらかな」や「漢字」に変換する文字を扱う日本語独特の仕様だそうです。英語圏では入力した文字列を「漢字に変換」とかしないわけです。
英語圏とは違い日本語は変換をひたすら行う。つまり変換操作の際に最も使う「変換確定キー」であるエンターキーはキーボード上で目立っておく必要があるみたいです。
JISキーボードではエンターキーが大きいためキーボードを見ながら操作する人でもエンターキーだけは見ずに押す人も多いはずです。
テキトーに「ターーーン!」とエンターキーを叩く際にミスが少ないのはJISキーボードのメリットではないかと思います。JISキーボードはブラインドタッチではない人(ホームポジションではない人)でもブラインドで押しやすいエンターキーの形状なのかもしれません。
一方、USキーボードの場合、エンターキーは横長です。
USキーボードの場合、英語圏では改行以外でエンターを叩くことがない。そのため他のキーと同じ縦幅のキーでありながら横に長い形状。
何のために横へ長くなってるのかは知らないが、この横長形状はブラインドタッチでホームポジションから軽く小指を伸ばしただけで届く形状。この形状が日本語のようにやたら変換を確定する入力において異様に打ちやすい位置にあるキーとなります。
一言で言うと、
US配列のエンターキーはブラインドタッチで変換確定しやすい横長形状。
そんな感じです。
US配列のエンターキーはブラインドタッチをしてなかった頃は狙いを定めて叩かないとミスタッチしていたので「なんて使いにくいキーボードなんだ!」と常々感じていました。
しかし、この横長のエンターキーがブラインドタッチを習得するようになってからとても便利なんです。キーボードを見ずにエンターキーを押すようになると軽く小指を伸ばすだけで自然とクリックできてしまう。
変換、改行が多い日本語のブログを書く際にはUSキーボードのエンターキーは非常に優れたポジショニングなんだと感じています。
バックスペースキーも同様
キーボードを見ることなく、漢字変換や文章変換をしていると少なからずミスタッチが出ます。その際、修正のために押したいバックスペースキーが大きいUSキーボードは手元を見ることなく、変換ミスなどを修正できるため、ブラインドタッチでは非常に扱いやすい存在になっています。
USキーボードの場合、バックスペースキーも右手の小指を少し伸ばすだけでホームポジションを大きく崩すことなく自然にクリックできるから有り難い形状です。
一方JIS配列キーボードはバックスペースキーが小さく、遠い位置にあるためホームポジションを大きく崩すため、ブラインドタッチ初心者には非常に厳しい配列と感じます。
他は慣れることでどうにでもなる
最初は使いにくいと感じていました。
JISキーボードからUSキーボードへ乗り換えた際、細々としたところで違いは出てきます。
でもすぐに慣れました。
記憶力の悪い40代後半でもすぐに慣れます。
JISからUSキーボードに乗り換えて迷ったキー
最初に迷ったのは。「かな入力」と「半角英数入力」の切り替え。
JISには「半角/全角」切り替え表記がされてるのでわかりやすいですが、USキーボードキーボードの場合「Altキー」 + 「`~キー」という操作が必要になります。
すぐ慣れます。JISキーボードでも同じ操作で半角全角切り替えができるため慣れます。
エンターキー周辺のキー配列の違い
エンターキーのサイズや形状が違うため、周辺のキーも少し配置が違います。
しかし、これもすぐに慣れます。
よく使うキーで慣れが必要なもの
- 「¥」「|」マーク
- 「@」マーク
- 「」カッコ
- 「;:」セミコロン
- 「’”」シングルクォーテーション、ダブルクォーテーション
- 「`~」波線
- 「( 」と「 )」かっこの位置
このあたりに違いがありますが、ググれば答えはいくらでも見つかるので数日で慣れることが出来ます。
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見た目はカッコイイとは思えない
USキーボードは見た目がカッコイイという意見もよく見かけますが、個人的にはそれは一切思わないです。ただ、スペースキーが大きいことでなんとなくカッチョイイなあと思ったりはします。このあたりは個人の主観です。
USキーボードのメリット
JISキーボードかUSキーボードキーボードに乗り換えて得られるメリットはブラインドタッチがしやすいため、ブラインドタッチが上達しやすいといういことです。
昨年の9月頃から初めたブラインドタッチ。
最初はeタイピングで「E」判定か「D」判定だったのですが、7ヶ月ほど経過して、今は「A+」判定や「S」判定が出ます。「FAST]も時々出るくらいです。
タイピングゲームである程度ブラインドタッチが出来るようになったものの、実際にWordPressなどに文字を打ち込む作業の際、「変換のためのスペースキー」や「確定するためのエンターキー」、「訂正のためのバックスペースキー」を打ち込む際、JIS配列だとやたらめったらミスします。
JIS配列の場合、バックスペースキーが小さすぎるのが致命的です。
今もJISとUSの両方を使いながらの環境ですが、次にノートPCやキーボードを買うことがあれば、迷わずUSキーボードの製品を選ぶ予定です。
ブラインドタッチは老化防止にいいかも
最後に、
僕は運動神経も記憶力も低下した40代後半からタイピング練習をしています。最近はブラインドタッチを練習するようになったせいかブログ書いたり、パソコン使ったりすることがとても楽しいです。
本職のプログラマーとかパソコンを上手に使う人に憧れていたということもあるのですが、キーボードを見ることなく日本語をカタカタ、カタカタと入力してる自分がとっても楽しいです。指先をよく使うからか、脳の調子も数年前よりだいぶいい気がしてます。
40代、50代から、両手の指先をこちょこちょ動かして脳に刺激を与えるにもブラインドタッチの練習は良いかも知れません。そんなブラインドタッチを初めてみると、USキーボードって自然で使いやすいなあ、、と感じてしまいます。
以上。
なんとか、キーボード見ずにここまで書ききりました!
やっとここまで上達した「アラフィフ父ちゃんのブラインドタッチ」です。
お気に入りのキーボードで手元を見ることなく自由に文章かけるようになるとけっこう楽しいですよ。若い方ならすぐ上達するんでしょうね。
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