FOSTEX FE108EΣとPark Audio DCU-F131Wハセヒロバックロードホーンエンクロージャー自作キットのマッチング

書き残しておかないと忘れるのでメモしておきます。

いつもどおり毎日スピーカー工作(といっても自作ではありませんが)をしております。

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今月の覚えておきたい作業メモ

ハセヒロバックロードホーンエンクロージャーのテストを何度も繰り返した。

20回位、いろんな楽曲、音源ソースを試しながらユニットを入れ替えた。

使用したスピーカーユニットは

 

 

FOSTEX FE108EΣ (10センチフルレンジユニット)

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Park Audio DCU-F131W 13cmフルレンジユニット

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ハセヒロのエンクロージャーはMM-161Sを使用。
http://www.hasehiro.co.jp/?p=612

 

基本形状 奥行きの短いブックシェルフタイプ
品番 MM-161S
ユニットサイズ/バッフル穴径 12cm/104mm
本体サイズ(cm)/重量 H45×W22×D25 / 8.0kg
フォステクス適合ユニット FE126E、F120a、FE108ES、FF138ES-RR
他メーカー適合ユニット●バッフル穴は特注サイズに なります。ご指定下さい。 【PARC AUDIO】
・DCU-F131W
・DCU-F131PP
・DCU-F131P【LC電気】
・LC-12S【エレクトロボイス】
・205-8A
・404-8H【JORDAN】
・JX93s
税込価格(2台1組:セット) 43,200円(税込)

12センチユニット用のエンクロージャーでコンパクト設計なのがいいと思って入手。

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13センチパークオーディオDCU-F131Wとの相性がいいとネット検索で見つけたので組み合わせてみた。

FE108EΣのエンクロージャー探してたのでこちらも装着したがバックロードホーン特有の軽快かつ雄大な低域再生ができるもののクロスオーバー周辺より上の周波数帯域で音圧が下がりつながりが悪いと感じた。

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一方のパークDCU-F131Wは高域から低域までスムーズにつながり、これぞバックロードホーンといわんばかりの低域再生と音のリアリティを感じ取れる。ユニットの大きさが違うのとウッドコーンならではの能率の低さが相まって低域の量感はたっぷり。

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ハセヒロ製のバックロードホーンエンクロージャーは何度も分解組み立てが可能なのでユニットをとっかえひっかえしてテストするにも便利でいい。

エクスポネンシャルホーンという楽器のようなホーンロード形状のせいもあってか?木製バックロードホーンエンクロージャーにありがちな不要共振など変なクセは出にくいように感じる。(音量次第かな)

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ネジでエンクロージャーを構成するパネルを固定するものなのですき間がきになるところですが、薄い両面テープでバッフル面とサイド面を固着できるようにしておけば、組立後にゴムハンマーでコンコン板のあたり面調整してやるだけで木工用ボンドで作成したエンクロージャーよりも固着がしっかりする。

金槌や木槌で叩くとMDF素材のエンクロージャーなのでガタガタに凹みます。

叩くときはこういうゴム製ハンマーで念のため布も被せたほうがいいと思います。

あと、

黒いゴムハンマーだと確実に汚れるので要注意です。

 

 

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とてもいいエンクロージャーです。

気に入りました。

最終的にDCU-F131Wウッドコーンユニットとこのエンクロージャーのマッチングはかなり高いレベルにあるように感じます。音の雰囲気はB&W CM5とよく似た周波数特性が出た(手持ちアプリで)。ゴムエッジがかんりの盛り上がりで低域再生がサイズ以上なのでバックロードホーンだとかなりスゴイです。

ということで

MM-161Sは12センチか13センチのパーク製ウッドコーンがベストマッチだと感じました。

 

 

吸音材はユニット背面、空気室側面に3センチ×10センチ程度を入れ替え入れ替えしてテストしたがこの組み合わせの場合吸音材は無いほうがいいという結論。

ソースによっては80Hzと300Hzあたりが重なりボンつくように感じるものもあるが、吸音材なしのほうが概ねキレイな低音楽器のリアリティある再生が可能。

JBL4312Bmk2(改D123仕様)と音比べすると低域の量感はバックロードホーンが圧倒。このため、4312はウーファーをデフォルト(JBL2213H)に戻すことになった。

軽い30センチユニットじゃ低域再生で負けてしまった。

それくらい13センチのバックロードホーンは低域再生が下までのびつつ輪郭もくっきり量感もあり素晴らしい。

ただし高域の艶感や伸び具合はFE108EΣが圧倒的に優れてると感じる。

アコースティックギターなどは10センチがくっきり芯のある音になりやすい。アコースティックギターなどは欲を言えば8センチユニットで鳴らすほうが好きだが低域をよくばれないので中庸で10センチのFE108EΣはちょういい高解像感と低域の再生能力を持ち合わせてる。

FE108EΣのようなオーバーダンプユニットにはもっとロードの長いエンクロージャーが向いてると思ったので別途、吉本キャビネットのベアホーンエンクロージャーを発注した。(1ヶ月ほど納品待ち)

なんとか銘機FE108EΣをうまく鳴らしたい。。

そんな欲望に飲み込まれている最中です。

この10センチユニットで30センチJBLばりの低域再生をしようと思うとこれくらいのロード長が必要と思われます。

 

 

FE108EΣはFOSTEX12センチ用のエンクロージャーじゃないとバッフル回口径がマッチしません
なので吉本キャビネットの場合は12センチ用を選ぶほうがいい。
今回は直販サイトで新たに出た108sol用を発注。

ロードの長さを空気室の容量見るとこっちでもいいかと思ったが、、。