以下はただの日記です。
今更ですが、
自作スピーカーの基本中の基本ともいえる「かんすぴ」
FOSTEXの自作スピーカー入門用として人気ですね。
まあセットではなくユニットの特性とエンクロージャーのサイズを考えてこれらユニットP800KとエンクロージャーP-800Eを選択しました。
なぜこのかんすぴを今更入手したのか?
それは、耳鳴りが続いて苦しいからですw
耳鳴りに至った流れ
- 数々のハイスペックスピーカーで
- ワイドレンジで
- 音楽を大音量で
- 長時間聴き続けた
- 長期間聴き続けた(1年以上)
その結果、耳鳴りが止まらないです。
いろんな周波数バランスを考えてこんなことしたり(外部のネットワークでクロス)
高音1KHzから上をフラットに15KHzまで伸ばすようなクロスオーバーとホーン仕様。
なんなら低域もホーンで鳴らしたら迫力出るかなと、
こんなことしたり
能率上がりすぎてるのにアンプの音量はそれまでと変わらず鳴らしてたら耳が痛くなりました。
耳が痛くなったので高音をやや薄めに鳴らして低域をふわっとフラットに鳴らそうとこんなことして
手元に余りまくってるスピーカー部品で周波数特性の合いそうなのを次から次へと組み合わせたりしてよくわからない状態になっております。
でも耳鳴りは治まりません。
ナローレンジのスピーカーで耳を癒やしたいと思い始めた
先日の8センチフルレンジがあまりにもいい音だった。
8センチ1発なのに重心が低く音に芯があり下も上もよく聞こえる。
でも、ダブルバスレフゆえ、低音けっこう出るし、FE系のユニットなので基本的にハイ上がり。
つまり高域がけっこう強い。
その結果ナイスバランスで素晴らしい音が聴こえる。
しかしこの素晴らしい音が自分の耳にとっては毒にもなる。
今は20Hz~20KHzまで完璧に出るスピーカーで音楽聞き続けるのはしんどいです。
FE108-SolのバックロードとJBL4312改造スピーカーでそれらを達成した。CM5のバイワイヤリングでもかなり広いレンジでフラット化できる。いろんな組み合わせで周波数特性がかなりフラット気味でこれ以上ないワイドレンジに仕上げた。(画像の15KHz以上が撮れてないのは再生ソフトが15Kまでだからです)
でも、ちょっと聴き続けられない。
耳が痛い。
大型スピーカーは低域成分が盛大に出ます。
それをバランスとるために能率高めた高域の強いユニットを鳴らす。
そういう感じで広い帯域のバランスをとれば素晴らしい音の粒立ちと音場、リアルな楽器音が聞こえてきます。
1KHzあたりが弱い手持ちの市販スピーカーを改造して250Hz~4KHzをメインに聴こえるようなセッティングも完璧に仕上げた。
いろんな楽器の音が恐ろしくリアルに聞こえる。
しかし耳が痛い。
大型で組んだスピーカーよりも再生帯域のレンジは狭いのにしっかり聴こえる8センチフルレンジ。
こっちは聴いててもあまり疲れない。
簡単な言葉でいうなら妙に温かい感じの音に聞こえる。
何聴いても暖かみを感じる。
ナローレンジにして耳をいたわることにしました。
よりナローなレンジのユニットを探すとこのP800Kに行き当たります。
いろいろユニット組み替えたりアンプ組み替えたりしてて音の出方と聞こえ方がとてもわかるようになった。
と同時に耳鳴りという弊害も生まれたけど。
1KHz~4KHzが聞こえすぎると耳がしんどいです。
特に2KHz~4Hzが盛り上がると聞くに堪えない音になります。
重低音も60Hz~100Hzあたりが持ち上がりすぎるとしんどいです。
それらも含めバランスが取れればとてもキレイな音に聴こえるのもフラット&ワイドレンジ特性のものだったりします。
なんてことを考えながら、耳にやさしいユニットを探すと、
国内で手に入るいろんなスピーカーユニットの特性を調べてて、最終的にこれよさそうと思ったのがP800Kです。
今、個人的に一番求めてる特性です。
以上が入手にいたる理由でした。
手頃ですしね。
音質のレビューしときます
組み合わせのエンクロージャーはP-800E
P800Kのためにチューニングされたベストなエンクロージャーだと思います。
ちょっと薄いMDF素材の箱がいい感じで箱鳴りしてます。
箱鳴り大歓迎です。
このくらいのサイズの箱鳴りは心地よいです。
ただし音量は7時~8時くらいがベストかな。
アナログアンプとの相性もいいですが、デジタルアンプでより低域のダンピング強めるとさらに暖かみのある音に聞こえやすいので気に入ってます。
裸のまま鳴らしてもそこそこ聴けるバランス。
ナローレンジ=バランスとりやすい
という感じですね。
いい音だと思います。
高音が弱めに聴こえるユニットなのでエンクロージャーにいれると音の分離はよくないと感じる人も多いと思います。
でも今の自分にはそれがいい音です。
心地よい優しい音です。
とりあえず真空管アンプ(300B 10W×2)やトランジスタアンプ(80W×2)など繋いでみたけど、160W×2のSMSL SA98Eとの相性がなかなかいいかなと思いました。
ただし、SA98Eはボリューム7時くらいまでにしないとパワーあり過ぎなので、ソレ以上音量あげるとうるさくなります。
耐入力低めの小型ユニットなので控えめに鳴らすのが高音質に聴くコツかなと感じます。
耳が痛いなら音楽聴かなければいいのに
そう思ったりもするのですが、
耳鳴りの原因とか調べてるとどうやらオーディオが原因というわけでもなさそうで
運動不足による極度の肩こりや仕事なんかで抱える不安事とかも耳鳴りの原因となる可能性らしいです。
何か悩んでたかな??
とりあえずこのスピーカーの音で癒やされてみようと思います。
今は小音量で心地よい温かみのある音をこのかんすぴで流しながらオーディオライフを楽しんでおります。
あれかな、
自分のような普通の耳の持ち主は大型スピーカーや高級品よりもこういうシンプルなスピーカーのほうがいい音に聞こえやすいのかもです。
耳が痛くならないスピーカーがいいスピーカーだと思うようになった。
安いけどいいユニットです。
箱も自作するより安いのでお得でした。
かわいいし。。いい音