コアキシャルスピーカーをPC用デスクトップに音楽と音声のバランスいい小型スピーカーを選ぶ

先日、デスクトップオーディオ用にスピーカーはアクティブスピーカーがいい、という話を書きました。

オーディオ、つまり音楽を聞くにはアクティブスピーカーでパワフルなアンプ搭載したモデルはとても心地よい迫力サウンドで良いと思います。

 

しかし、

単なる人の声などの音声を聞く際に、パワフルな低音が出るスピーカー、強い低音に合わせてチューニングされたスピーカーシステムでは声の低音部が強調されすぎて非常に聞き取りにくくなります。

 

こういう低い声の人ならなおさらです。

 

音楽メインでスピーカーを合わせるなら大きなスピーカーで低音しっかり出るものを選べべいいのですが、ドラマ見たりラジオ聴いたりと人の声メインで選ぶなら小型ユニットのスピーカーがいい。

 

しかし、音楽もそこそこ聞けて、Voicyなど声メインのラジオ番組も聞きやすいスピーカーをデスクトップに選ぶならこういうスピーカーがちょうどいい。

スポンサーリンク

声メインなら6センチ、8センチユニットのスピーカー

 

声を聞き取りやすいスピーカーはこのあたりのサイズ。

手持ちのスピーカーではフォステクスのかんすぴ8センチがいちばん声を聞き取りやすい。フルレンジで音像定位も抜群のデスクトップ環境が仕上がります。

 

しかし、8センチのかんすぴではとてもいい音がするのですが音楽をヘビーに聞く際、低音がどうしても耳まで届きにくい。音像定位はものすごく良いのですが低音好きな人には不満が出やすい。(僕は高音好きなので好きだけど)

 

フルレンジ並みの音像定位でもう少し低音強めて、高音も細らないスピーカーが無いものか?と考えた場合、思いつくのはこういうタイプ・。

コアキシャルスピーカー

 

コアキシャルスピーカーとは、この写真の製品ようにメインのスピーカーユニットの中心部に高音用のユニットを配置したモデル。

カーオーディオなどではドアスピーカーなどで使われる省スペースで低音と高音を発信するユニット配置が施されたスピーカーユニットです。

今使ってるKEFのコアキシャルスピーカー

 

今使ってるのはKEFというメーカーのサラウンド用スピーカー

KEFというメーカーはこういう同軸スピーカーの名品を送り出すメーカー。

 

 

僕が使ってるのは古い中古のもので12センチウーファーに1インチ程度のツイーターをマウントしたコアキシャルスピーカー。

8センチユニットでは届かせにくい100Hzあたりの低音をちょっと嵩上げして耳まで振動が届くくらいのサイズ。低音が強まる分ツイーターがしっかりと超高音を再生しバランスのとれた音に聞こえやすい。

 

 

見た目はあまり好きじゃないんだけど、四角いエンクロージャーと違って円形になっているため、非常にコンパクトなエンクロージャー内でも逆位相の周波数を吸音材などで吸い取る必要性が無くなる設計。

 

球体スピーカーやタイムドメインスピーカーみたいな発想のエンクロージャーでKEF独特の形状の金属製半球エンクロージャーによるコアキシャルスピーカーという珍しいスピーカーです。2年ほど前は中古で手頃に入手可能でした。

 

 

コンパクトなエンクロージャーを分解すると、ユニットの大きなフェライト・マグネットとコアキシャルユニット用の大きめのクロスオーバーネットワークが搭載されている。

 

 

音質は12センチゆにっとゆえ、低音控えめながらも、中高域がバランスとれて聞きやすい感じの音質。小音量でも音楽、人の声が聞きやすい音質。

 

組み合わせるアンプをデジタルへ

8Ωで能率の低いユニットを採用するスピーカーなのでアンプはD級パワフルアンプへ交換。

SMSL SA98Eです。

 

真空管アンプは夏場は狭い部屋の気温を上げてしまうので、また冬までお休みです。

 

 

SMSL SA98Eなどのデジタルアンプは個人的にお気に入りのアンプです。

 

DACはUSB給電で可動するMUSEオーディオ(中華DAC)です。

ラックスマンDA-100と比較すればいい感じで低音が痩せてくれるDACです。悪い言い方をすればか弱い音になるDACですが、この組合わせでは声メインにバランスとるならこっちがマッチすると言える。

 

 

RCAケーブルはオーディオテクニカのオーディオケーブル

 

スピーカーケーブルは4芯ケーブルを使ってます。

 

4芯ケーブルはこれを使ってます。

 

音楽メインか音声メインで選ぶスピーカー

 

音楽メインでデスクトップ環境にスピーカーを配置するならこういったアクティブスピーカーが本当にいい音を簡単に出せて良いと思います。

 

しかし、ラジオやユーチューブの人の声メインで聞くならスピーカーはできるだけ小さいユニット5センチ~8センチを中心に選ぶと聞き取りやすい。

 

さらに、音声メインで音楽も、、と少し欲張るなら12センチ~16センチのコアキシャルユニットを持つ同軸スピーカーはコンパクトかつフルレンジなみの音像定位をキープできるスグレモノだなと思う次第です。

 

デスクトップ環境におすすめのコアキシャルスピーカー

 

以下のスピーカーはユニットが10センチ超えでエンクロージャーもそこそこ大きいので音楽メインになりそうですが、デスクトップ環境で使う際かなりいい音がするスピーカーを以下に。※パッシブスピーカーなので別途アンプやケーブルは必要です。

ニアサイドで音楽視聴する場合や「音楽メインでたまに音声視聴」ならなかなかいい感じです。

TEAC S-300NEO

 

昭和に人気を博したS-300の復刻版みたいな位置づけのモデル。ウーファー部が低音強めで能率下げた設計なので音楽聞くにはバランスの良い音が出やすい。アンプはパワー弱めのもの(5W~20W程度)が相性よさげだった。

TANNOY Revolution XT

こちらは高音も強めでクリアなサウンドを再生しやすいスピーカー。大人気で生産中止になった名機TANNOY AUTOGRAPH MINIのような同軸サウンドを手元に置けるブックシェルフスピーカー。

 

おまけ。

コアキシャルスピーカーじゃないけど、丸いエンクロージャーが特徴のこれもすごいですよ。

富士通テンEclipse TD508MK3

 

タイムドメイン理論のスピーカーでフルレンジならではの音像定位がものすごいスピーカーです。デスクトップ環境には少々デカすぎますが、デスクトップ環境で本当にいい音を目指すなら永遠に候補に入る名作スピーカーだと思います。